かつてバルセロナで活躍した元ブラジル代表DFジュリアーノ・ベレッチ氏が、リオネル・メッシの印象を語った。スペイン『マルカ』が伝えている。
ベレッチ氏は2004年7月にビジャレアルから完全移籍で加入。2007年8月にチェルシーへ移籍するまでの3シーズンをバルセロナで過ごした。
2005-06シーズンにはクラブ史上2度目となるCL優勝にも貢献していたが、当時まだ16歳だったメッシがすでに異彩を放っていたとコメント。『ESPN』のインタビューで初めての出会いを語った。
「メッシがBチームから出てきて、(当時の監督)フランク・ライカールトが小さなピッチでの11対11に彼を入れた。彼は控え組にいて、私は主力組に入った」
「イニエスタが私を呼び寄せ、メッシを知っているか尋ねてきた。私が知らないと言うと、『まぁ、気を付けて』と忠告してきた」
「彼が最初にボールを持った時、『この子供は生意気だ』と思ったよ。彼はまだ16歳だった」
「その後、私が彼に近づいてボールを奪おうとアプローチしていたら、すでに通り過ぎてゴールを決めていた。彼は私を簡単に抜いていったんだ」
また、メッシの成長を支えたのは、バルセロナのロッカールームでの過ごし方だとも明かした。
「バルサのようなロッカールームは誰かを脅かすけど、私はそれを見て去ったよ。彼はいつも彼とプレーしたり、話したり、彼を運んだり、良い意味で接していた」
「メッシもそのことを認識し、彼がいつもインタビューで言うことが理解できたよ。これはブラジル人選手をたくさん助けることになるともね」」
ベレッチ氏をも凌駕したメッシは18歳ごろからトップチームで頭角を現し、徐々に元フランス代表FWリュドヴィク・ジュリー氏からポジションを奪っていった。
ベレッチ氏は最後に「最も難しいとき、常に責任を負っていたのはメッシだった。それが、今の彼になった理由だよ」とコメント。困難なチームを助け続けた結果が、世界最高峰の選手の1人になったと語った。