★超過密日程のスパーズ、モウリーニョは古巣対戦もEFL杯を捨てる覚悟 「戦いたいが無理」
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トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、超過密日程を強いられている中、今シーズンのEFLカップ(カラバオカップ)を捨てる覚悟を持っている。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、超過密日程を強いられている中、今シーズンのEFLカップ(カラバオカップ)を捨てる覚悟を持っている。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
トッテナムは昨シーズンのプレミアリーグを6位で終えたことにより、今シーズンのヨーロッパリーグ(EL)で予選3回戦からの参戦を強いられている。そのため、9月13日のプレミアリーグ開幕から10月4日のリーグ第4節マンチェスター・ユナイテッド戦までの約3週間で8試合を戦う超過密日程を強いられている。
今月22日に開催予定だったレイトン・オリエントとのEFLカップ3回戦は対戦相手に多数の新型コロナウイルス陽性反応者が出たことで、試合当日に中止となり、最終的に日程の問題で不戦勝が決定。これにより、29日の4回戦ではチェルシーとのロンドン・ダービーに臨むことになった。
ただ、トッテナムはチェルシー戦のわずか2日後にELグループステージ進出の懸かるマッカビ・ハイファ(イスラエル)戦を控えており、モウリーニョ監督はたとえ古巣対決であっても、あくまで優先順位はマッカビ・ハイファ戦にあると主張。また、日程変更を許可しなかったイングランドフットボールリーグ(EFL)への皮肉交じりにチェルシー戦での主力温存を明言している。
「カラバオ(のタイトル)を目指して戦いたいが、それは無理だと思う。ヨーロッパのグループステージでは、我々のようなクラブにとっては重要な金額が得られる」
「(メンバーのローテーションに関して)EFLが我々のために決断してくれた。彼らは我々に問題を起こすことなく、我々のために決断してくれた」
また、パフォーマンスは上々も物議を醸すハンドによるPK判定でニューカッスル戦を1-1のドローで終えたトッテナムに対し、チェルシーは前半に3失点を喫する振るわないパフォーマンスでWBA相手に3-3のドローに終わっていた。そのプレミアリーグの結果を受け、トッテナムが優位との指摘を受けたモウリーニョ監督は、再び日程面の不利を訴えてその指摘を否定している。
「それはジョークなのか、それとも本気なのか? チェルシーは土曜日にプレーし、彼らには日曜日、月曜日と準備期間がある。そして、火曜日に試合をして、週末にまた試合をする」
「したがって、彼らの素晴らしいスカッドがあれば、監督がローテーションをしないと決めたとしても、彼は望むプレーヤーを起用し完璧にプレーすることができる」
2020年9月29日(火)18:41