★昨年引退のGKチェフがプレミアリーグで現役復帰の可能性、選手登録させたランパード監督「とても簡単な決断だった」
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チェルシーの黄金期を支えたGKペトル・チェフ(38)に現役復帰の可能性が誕生した。
チェフは、2004年7月にスタッド・レンヌからチェルシーに加入。
チェルシーの黄金期を支えたGKペトル・チェフ(38)に現役復帰の可能性が誕生した。
チェフは、2004年7月にスタッド・レンヌからチェルシーに加入。2015年7月にアーセナルに移籍するまで、チェルシーの正守護神として君臨した。
当時は世界最高のGKの1人としても高い評価を受け、プレミアリーグで4度、FAカップで4度、EFLカップで3度優勝。また、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグでも1度ずつ優勝を経験。公式戦494試合でゴールを守っていた。
2019年7月にアーセナルで現役を引退。奇しくも現役ラストマッチは、古巣チェルシーとのヨーロッパリーグ決勝だった。その後、はアドバイザーとしてチェルシーに所属していたが、この度プレミアリーグの登録メンバーに名を連ねることとなった。
プレミアリーグの登録は10月20日が期限となっており、来年1月まで登録が不可能に。その最終日に確定した登録メンバーリストに、チェフの名前が載っていた。
現役を退いてから1年が経過したチェフだが、チェルシーのフランク・ランパード監督が、クラブ公式サイトを通じてこの件についてコメントした。
「ペトルは、しばらくの間GKとトレーニングを行ってきた」
「周知の事実だと思うが、彼は何日も一緒にトレーニングをしているし、彼らの経験としても貴重なものだ」
「彼らのトレーニングにも役立っているし、チェフがクオリティと経験をGK陣に伝えていることで私も助かる」
登録した理由は未だに流行が続いている新型コロナウイルス(COVID-19)とのこと。選手登録枠も空きがあったことで、臨時のために登録。しかし、プレーする可能性も否定はしなかった。
「我々のスカッドには空きがあった。今年はCOVID-19のせいで、選手足りないようにも思えるし、年間を通じて、選手選考と隔離に対応できるため、とても簡単な決断だった」
「ペトルはまだ本業があるが、必要な時はピッチに立つだろう」
「彼はとても良い状態で、比較的若い。おそらくプレーを続けることは可能だろう」
「チェルシーでの彼の役割を担い、とてもうまくやっている。彼は私をとても助けてくれ、とても親しく協力体制を築けている」
現在のチェルシーは守乱が続いており、正守護神もスペイン代表GKケパ・アリサバラガ、セネガル代表GK エドゥアール・メンディが争い、GKウィルフレッド・カバジェロも控えている状況だ。それでもチェフがプレーする可能性をランパード監督は除外しなかった。
「今シーズン、彼が多くプレーするのをみられるかどうかはわからない。シーズンの流れやCOVID-19と隔離にも依存するだろう。ただ、そのためにペトルをスカッドに入れることは簡単だった」
2020年10月21日(水)15:00