★クロップ、ケガ人続出でCLに挑むチーム状況にも「言い訳はしない」

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リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ケガ人が続出している現在の状況にも言い訳はしないと語った。クラブ公式サイトが伝えている。

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リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ケガ人が続出している現在の状況にも言い訳はしないと語った。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプールはプレミアリーグ第5節、エバートンとのマージーサイド・ダービーにおいて、オランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクとスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが負傷。ファン・ダイクは手術を受けることが決まり、長期離脱は避けられない状況だ。

また、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節アヤックス戦を前に、元カメルーン代表DFジョエル・マティプが状態に不安を抱え欠場が決定するなど、不安材料が多いチーム状況となっている。

本職のセンターバックはイングランド代表DFジョー・ゴメスのみとなり、非常事態といっても過言ではないリバプール。CLの前日会見に臨んだクロップ監督は、この状況を素直に嘆いた。

「シーズン中は3人のセンターバックとファビーニョを軸にして、若い選手たちをカバー役に考えていた。通常なら十分な数だろう。クラブとして、ワールドクラスのセンターバックを4人揃えるのは難しい。(クラブからすれば)かなり高くつくし、(選手からすれば)プレー時間がなくなるからね。本来、あまり回転させるポジションではないんだ」

「問題が発生する前から解決策を用意しておくことはできない。マティプもここにいないのだから、完璧でないのは間違いないね。でもそれが今の我々の状況であり、対処しなければならない。どう対応するかはこれから決めるよ」

「副キャプテンであり、世界最高のセンターバックでもある彼(ファン・ダイク)が我々のためにプレーできないのは分かっている。将来のための解決策を見つけようとしているが、今のところはどうなるかは分からない」

また、クロップ監督はチアゴの離脱についても触れているが、こちらについてはカバーができると自信を見せている。同時に、ケガ人続出の状況で迎えるアヤックス戦だが、上手く対処してみせると語った。

「将来的に我々はチアゴをもう少し恋しく思うかもしれないが、今のところ我々が彼と一緒にプレーしたのは1度だけだ。彼が100%ワールドクラスのプレーヤーであるのはもちろんだが、彼なしでいくつかの試合に勝ってきた」

「皆にとっては、『明日のリバプールがどうなるか見てみよう』という気持ちかもしれない。それは誰にとっても楽しいことだろう。我々は(今の状況に)適切に対処すると約束する。言い訳はしない」

ケガ人に関する話題が多くを占める会見になってしまったが、それでもクロップ監督は対戦相手であるアヤックスの称賛を忘れない。

「彼らは素晴らしいユースシステムを持っていて、世界中に(選手を)大金で売っている。にもかかわらず、次の選手がすでに用意されているんだ。私は彼らに同情していないし、誰も同情する必要はないと思う。卓越した哲学を持ち、ワールドクラスの監督とタレントを擁するセンセーショナルなクラブだよ」

「ただ、私が外から見たところ、彼らは哲学を少し変えているね。より経験豊富な選手を連れてきたり、(以前所属していた選手が)戻ってきていたりする。彼らは野心的かつトップレベルで、2年前にはCL準決勝に進出した。何人かの選手を失ったが、今はまたトップ選手が揃っているし、残念には思わない。アヤックスのやり方は本当に素晴らしい」

「私たちはアヤックスがどれほど強力か知っているし、尊重もしている。1年半前に(CL決勝で)対戦する可能性もあったが、そうはならなかった。しかし、今はここに来て対戦を控えている。素晴らしい街、素晴らしいスタジアム、スーパーなチームだ。観客がいないことを除けば、CLはこうあるべきだね」

2020年10月21日(水)20:27

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