アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルが、プレー機会を完全に失ったことについて声明を発表した。
長らくアーセナルの攻撃の中心として活躍してきたエジル。クラブ内での最高給を受け取っており、ゲームメイクやアシスト力はワールドクラスと評されてきた。
しかし、近年は出場機会が減少。パフォーマンスの低下も叫ばれる中、ミケル・アルテタ監督就任後は一時的に出場機会を得ていた。
そんな中、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けてリーグが中断。その後再開したが、そこからエジルは1秒も出場していなかった。
今シーズンもプレー機会がない中、ヨーロッパリーグ(EL)の登録メンバーから外れる自体に。更に、20日に締め切りだったプレミアリーグの登録メンバーからも外れ、来年1月までアーセナルでのプレー機会を完全に失うこととなった。
その事を受け、エジルは自身のツイッター(@MesutOzil1088)を通じて声明を発表。アーセナルへの愛を語りながらも、
「ここ数年プレーしてきたアーセナルのファンに向けた難しいメッセージだ。プレミアリーグのシーズン登録が当分ないという事実に、本当に深く失望している」
「2018年に新しい契約にサインした際、僕は愛するクラブ、アーセナルに誠実に忠誠を誓った。ただ、これが報われていないことを悲しく思う」
「僕はちょうど知ったが、忠誠は今ではなかなか難しいものになっている」
「僕はいつも、またすぐにチームに戻れるチャンスがあるかもしれないと、毎週ポジティブな気持ちでいようとしてきた。だから、今まで沈黙を守ってきた」
「コロナウイルスが流行する前は、ミケル・アルテタ新監督の下での成長にとても満足していた。しかし、その後、物事はま変化し、僕はもはやアーセナルのためにサッカーをすることを許されなくなった」
「他に何が言えますか?ロンドンはまだ家のように感じているし、このチームにはまだ多くの良い友人がいる。そして、このクラブのファンとの強いつながりを感じている」
「何があっても、自分のチャンスを求めて戦い続け、アーセナルでの8年目のシーズンをこのような形で終わらせないようにしたい」
「僕は、この難しい決断が僕の心の中で何も変わらないことを約束する。僕はできる限りのトレーニングを続け、可能な限りこの残酷なことと正義のため、自分の声を使っていく」