バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがキャリア初の退場処分を受けた裏で、奇跡のシンクロが起きていた。
メッシは17日、スーペル・コパ・デ・エスパーニャ決勝でアスレティック・ビルバオと対戦。試合は延長戦までもつれた末、アスレティックが勝利を収め、3度目の優勝を飾っていた。
その一戦では、延長が終わろうとしていた120分にメッシがFWアシエル・ビジャリブレを右手でなぎ倒すように叩き、VARが介入した結果一発退場の判定を下されていた。
世界的スターのキャリア初の一発退場は大きなニュースだが、ブラジルで奇跡が起きていた。
それは、メッシの従兄弟の1人であるエマヌエル・ビアンクッチが途中出場から2度の警告を受けて退場処分になってたというのだ。
17日、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエC(ブラジル3部)でイトゥアーノと対戦したヴィラ・ノヴァ。勝てばセリエBに昇格できる大事な一戦だった。
ビアンクッチは、0-0で迎えた71分に途中出場を果たすと、出場から4分でイエローカードを提示されてしまう。
しかしその1分後の76分には、右サイドからのグラウンダーのパスに対して後方から走り込みダイレクトシュート。これがネットに突き刺さり、ヴィラ・ノヴァが先制に成功する。
途中出場から5分でゴールを決めてしまうあたり、メッシ同様に持っている感じはするが、このゴールに歓喜爆発。そのまま勢いよくユニフォームを脱ぐと、当然のことながらイエローカードが提示。たった5分間で2枚のイエローカード、決勝ゴールを奪うなど大暴れでピッチを去っていった。
スペインでは従兄弟のメッシがキャリア初の退場という大きなニュースを生み出したが、ブラジルでは出場5分で昇格を決める決勝ゴールと退場という負けないニュースを残していた。
◆メッシと同じ日に従兄弟が喜びすぎて退場