サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。
今回はユベントスのU-21イタリア代表DFジャンルカ・フラボッタが記録したアシストだ。
ボローニャの下部組織で育ったフラボッタは、2019年にユベントスのU-23チームに入団。今シーズンからはファーストチームに昇格している期待の若手DFだ。
徐々にファーストチームでも出場機会を得始めているフラボッタだが、2021年1月10日に行われたセリエA第17節のサッスオーロ戦では、見事なセリエA初アシストを決めている。
1-1と同点で迎えた82分、ブロックを作って守るサッスオーロに対して、ユベントスがファイナルサードでパスを回す。すると、MFアドリアン・ラビオのパスをフラボッタがボックス左で受け、ダイレクトでゴール前にグラウンダーのパスを送る。相手DFとGKの間の絶妙のコースに通したパスはファーポストで待つMFアーロン・ラムジーにピンポイントで渡ると、ラムジーがしっかりとシュートを決め、見事な勝ち越しゴールとなった。
終盤に勝ち越すことに成功したユベントスは、終了間際にも追加点を決め、3-1で勝利している。