レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督が、ハーフタイムにイエローカードを2枚受ける珍事が起きた。
レンジャーズは3日、スコティッシュ・プレミアシップで第30節でリヴィングストンと対戦。試合は、ゴールレスのまま続いたが、87分にアルフレッド・モレロスのゴールで0-1とレンジャーズが勝利を収めていた。
この試合で問題が起きたのは37分、スルーパスに抜け出したモレロスがボックス内で相手GKマックス・ストライジェクに倒されてしまう。PKが与えられるかと思われたが、主審のジョン・ビートン氏はモレロスのダイビングを取り、イエローカードを提示していた。
リプレイで見る限り、GKの手がモレロスの脛に当たっているのが確認できるが、判定は変わらないまま前半を終えた。
するとジェラード監督は主審の元へ近づき、PKのシーンについて抗議。すると、主審はジェラード監督にイエローカードを提示。不満を持ったジェラード監督は立ち去りながら抗議を続けると、2枚目のイエローカードが提示され退席処分となった。
試合後、ジェラード監督はこの件についてコメント。審判たちのミスについて激怒。クオリティの低さを糾弾した。
「明らかなPKだ。妨害者だ。誰もが審判たちを助けたいと思っている。我々は人間であり、間違いは犯すからだ」
「ただ、私がこのレベルで我慢ならないことは、3人が同じ過ちを犯していることだ。彼ら全員がそれをハッキリと見ていた。私もそれを見たが、最も遠くで見ていた」
「彼ら全員が一緒に間違えた。それは許されることではない。説明を求めたが、ビートンは私に話すことを拒否した。会話をする権利があると思うが、明らかにそうではなかった。トップレベルの審判の話をしているんだ」
「線審は何も邪魔がなく、しっかりと見ている。第4審も何も邪魔なくはっきりと見ている。私は彼の後ろにいたが、はっきり見えた」
「1人のミスならわかるが、3人は違う。正しくないし、フェアではない。妨害者だし、順番が違う」
◆これはダイブか?PKか?(1:20~)