★王者フランスがウクライナ相手にドロースタート! グリーズマンがファインゴールも以降は攻撃停滞…《カタールW杯欧州予選》

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カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループD第1節、フランス代表vsウクライナ代表が24日に行われ、1-1のドローに終わった。

前大会王者として大会2連覇を目指すフランスのカタールW杯欧州予選初戦。

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カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループD第1節、フランス代表vsウクライナ代表が24日に行われ、1-1のドローに終わった。

前大会王者として大会2連覇を目指すフランスのカタールW杯欧州予選初戦。聖地サンドニでウクライナを迎え撃ったデシャン監督率いるチームは、GKに主将のロリス、最終ラインに右からパヴァール、ヴァラン、キンペンベ、リュカを起用。また、中盤はカンテとラビオの2センターに、2列目は右からコマン、グリーズマン、ムバッペが並び、最前線にはジルーが入った。

立ち上がりから主導権を掴んだフランスは相手を押し込んでいく。11分には左サイドで高い位置を取ったリュカがラビオとのパス交換でボックス左のライン際から絶妙な折り返しを供給。これをゴール前のジルが左足ダイレクトで合わすが、枠を捉えたシュートは相手DFにディフレクトして枠の上に外れる。

この試合最初の決定機を逸したフランスだが、直後にファインゴールで先制に成功する。19分、ボックス付近でジンチェンコとの競り合いを制したグリーズマンがボックス右角から絶妙な左足のコントロールシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。

この先制点によって余裕を持った試合運びが可能となったレ・ブルーは、冷静に相手の攻撃を撥ね返しながらカウンターを軸に2点目を狙う。32分にはパヴァールからの正確な右クロスにゴール前のジルーが反応も、得意のヘディングシュートは枠を捉え切れない。

以降も優勢に試合を運び1点リードで試合を折り返したフランスだが、思わぬ形から同点に追いつかれる。57分、ボックス右でカラヴァイエフからマイナスのパスを受けたシドルチュクのシュートがDFキンペンベに当たって大きくコースが変わると、GKロリスの反応の逆を突く形でゴール左隅に決まった。

後半に入って流れが悪い中で追いつかれたフランスは63分にジルーとコマンを下げてポグバと共に2年ぶりの代表復帰となったウスマーヌ・デンベレを同時投入。さらに、77分にはムバッペを諦めてマルシャルをピッチへ送り込んだ。

この選手交代によって流れを引き寄せたいホームチームだったが、ウクライナの集中した守備を前になかなか決定機まで持ち込むことができず、時間だけが過ぎていく。試合最終盤の90分には左CKの場面でグリーズマンからのクロスをゴール前で競り勝ったキンペンベが打点の高いヘディングシュートを放つが、これは惜しくもGK正面を突いた。

試合を通して攻撃陣のアイデア不足、迫力不足が目立った前大会王者は今予選を消化不良のドローでスタートすることになった。

◆欧州予選グループD第1節結果

▽3/24(水)
フランス 1-1 ウクライナ
【フランス】
グリーズマン(前19)
【ウクライナ】
OG(後12)

フィンランド 2-2 ボスニア・ヘルツェゴビナ

2021年3月25日(木)6:57

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