★トップ下として存在感増すMF鎌田大地、自分も目指すところは「使うだけじゃなく、使われる選手になること」

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日本代表は29日、30日に控えるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル代表戦に向けて合宿4日目を迎えた。

26日に韓国代表との国際親善試合で3-0と快勝した日本。

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日本代表は29日、30日に控えるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル代表戦に向けて合宿4日目を迎えた。

26日に韓国代表との国際親善試合で3-0と快勝した日本。ここまで4試合を戦い4連勝、13得点無失点の成績を残すW杯予選に臨むこととなる。

トレーニング前にオンライン取材に応じたMF鎌田大地(フランクフルト)はモンゴル戦について「日本が常にボールを支配してプレーすることができると思うので、前の選手ができるだけ早く1点を取ることで試合自体も楽になると思います」とコメント。「前の選手がしっかり早い時間に決めることが大事だと思います」と語り、先取点を早い時間帯に奪うことが重要だと語った。

モンゴルは引いて守ってくることが予想されるが「スペースなくてもみんな狭くて近い距離でプレーできる選手ばかりなので、自分自身はあまり心配していません」とコメント。スペースがないことは問題ないと語った。

韓国戦では左サイドに入ったFW南野拓実(サウサンプトン)とトップ下2枚の形
になるシーンもあった。これはフランクフルトでもやっている形だが、鎌田は「僕自身は2シャドー自体はやりやすいと思っているので、そうなればプラスになることも多いです」と2枚はやりやすいとコメント。「1枚のトップ下でやっていたとしてもヨーロッパのチームと違って日本の選手は縦に早いというよりも中に絞って良い距離感でプレーするというのが特徴だと思うので、今は1枚でやるのも2枚でやるのも、両方に良さがあって、どっちが良いとかはないです」と語り、どちらであっても問題は特にないと語った。

また「日本のスタイルも上手くボールを保持しながらプレーできているし、ボランチの選手も簡単にボールを預けてくれますし、フランクフルトで1枚でやるよりも代表の方がやりやすいです」と語り、日本代表でのプレーにも自信を示した。

ここに来て日本代表での存在感も高まっている鎌田。自身のポジションについては「トップ下の選手が絶対的な点を取らないといけない選手だとは思わないですし、どこのポジションでも前の選手は得点を入れたいでしょうし、僕もトップ下であることで一番合っているポジションでできているので、もちろん良いプレーをしないといけないですし、ゴールやアシストは出続けるためには重要なので狙います」と語り、トップ下のポジションを守るためにも結果を残したいと意気込みを語った。

ただ「自分が絶対という感じにはならないと思うし、チャンスならパスをするし、自分というよりチームが勝てるように、チームのためにやるということが一番大事だと思うので、トップ下じゃなくてもどこでプレーしても自分のできることは今まで通り最大限チームのためにやるし、そんなにそこまでの気負いはないです」と語り、自身が数字を残すこと以上に、チームとして結果を残せる方法を考えたいと語った。

来年にはW杯も行われるが「もちろんW杯も小さいからのもう1つの大きな目標だったので、W杯は行くだけじゃなくて主力として出たいと思っていたので、そこは昔から揺るがないところですし、出るからには今のチームの目標であるそういったところを目指さないといかないと思います」とコメント。「そこを目指すために、僕自身が良いクラブでやって、ポジションを取って、スタメンで出続けることが重要だと思います」と語り、自分のステップアップがW杯で日本代表の力になれればと語った。

その鎌田が目指すトップ下像については「自分の特徴はうまく回りの選手を使えて、うまく使われる側にもなれるというのが将来的な特徴になってくると思います」とコメント。「トップ下や僕のプレースタイルの選手はあまり走らなかったり、攻撃の部分だけだったり、それは僕が昔よく言われていたことなんですが、そういった選手が多いと思います」とトップ下のイメージを語ったが「僕自身はもう1つ下のポジションをしたいと思っているので、自分が将来的に上のクラブでやるために必要なことにトライしていて、守備も必要だし、よく走ることも必要だし、現代フットボールでは中盤の選手が全てできないといけない。攻撃、守備、走ることが必要なのでトライしています」と、自身のステップアップのために必要なことを理解し、トライしていると語った。

また「今は所属チームでは周りの選手を使うことが多いですが、上のチームに行けば使うだけじゃなく、使われる選手になることも必要で、動き出しの部分はできると思うので、将来は自分のストロングポイントになると思っています」と語り、「逆に他のトップ下の選手としてゴールを多く取れるタイプの選手ではないと思うので、うまく周りの選手が生きるように組み立てから加わって、ラストパスもできて得点もできるというのが他の選手とちょっと違うかなと。そこまでゴールにこだわりすぎていないところが違うポイントかなと思います」と語り、自分なりのトップ下像を目指していると語った。

2021年3月29日(月)14:15

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