★1年半ぶり出場のGK川島永嗣「W杯に向けた1試合に関われたのは嬉しい」、この先は「チームにプラスになる存在でいたい」

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日本代表は28日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でミャンマー代表とフクダ電子アリーナで戦い、10-0で日本が勝利した。

3月のモンゴル代表戦では14-0という圧倒的な力の差を見せつけた日本。

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日本代表は28日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でミャンマー代表とフクダ電子アリーナで戦い、10-0で日本が勝利した。

3月のモンゴル代表戦では14-0という圧倒的な力の差を見せつけた日本。この試合も前半からコンスタントにゴールを重ねると、FW大迫勇也(ブレーメン)は5ゴールを記録。終わってみれば10-0と2試合連続で2桁得点で勝利し、最終予選出場を決めた。

試合後、GK川島永嗣(ストラスブール)がメディア取材に応対。試合を振り返った。

この試合に先発した川島だが、この試合は2019年11月のベネズエラ代表戦以来の出場。また、アジア2次予選はGK権田修一(清水エスパルス)が5試合すべてに出場しており、別のGKが初めて出場した試合となった。

1年半ぶりの出場となった川島は「代表の試合は特別ですし、次のW杯に向けた1試合に関われたのは嬉しいです」とコメント。「今日の勝利も嬉しいです。それに関われたことがとても嬉しいです」と、W杯予選に出場できたことが嬉しいと語った。

2018年のロシアW杯で4試合正守護神を務めた川島だが、森保一監督になってからは約1年間招集されず。2019年6月のコパ・アメリカで初招集を受け2試合に出場すると、その後も召集を受けたが出場機会は1試合に終わっていた。

その中でも大事なアジア2次予選で起用された川島。「逆にそうじゃなかったら呼んでもらえていないと思いますし、なかなか使ってもらうことはないですが、必要とされる時に仕事ができるように常に準備しています。自分の経験をチームに活かせるように、チャンスがもらえたら嬉しいです」とコメント。戦力として期待されることには応える準備をしていると語った。また「どういう形であっても、日本代表というチームにプラスになる存在でいたいと思います」と語り、出場機会がなくともチームのために貢献したいと語った。

その久々の試合は無観客試合に。川島のコーチングもかなり響いていたが「フランスでも無観客試合だったので、こっちでは観客がいる中でプレーできるかなと期待していました」と少し残念だったとコメント。それでも「来れなかった方、テレビで応援してくれた方含めて、今日は一緒に戦ってくれたと思うので、共にこういう結果となって嬉しく思います」と、スタジアムにいなくとも応援してくれたサポーターと喜びを分かち合った。

森保監督の下では、セービングだけでなくビルドアップへの参加も大きく求められるところだが「このチームになってから練習でも求められますし、そこは練習でもトライしますし、自分のチームでもよりそういうレベルを上げられるようにトライしています」とチャレンジしていることを明かし、「一番は試合の中でどういう形でチームにビルドアップで関わっていけるか。相手も含めて、そこまで今日も関わるところはなかったですが、よりレベル高くなったら良い意味でさらに関われるようにしたいと思います」と、ミャンマー戦ではほとんど必要がなかったが、レベルの高い相手との試合ではしっかりと力になりたいと意気込みを語った。

これまで何度も予選を戦ってきた川島。しかし、2試合連続で二桁得点で勝つ試合は初の出来事だ。さらに、6試合連続無失点という結果については、「3月のシリーズは僕はいなかったですし、今日も2桁得点を取れたことはチームとして自信になると思いますが、こういった結果を残した自分たちは最終予選に向かったり、より強い相手とやる中で、どういう質を上げていくか。守備でも攻撃でも効果的になっていけるのかを、もっと突き詰めなければいけないです」とし、実力差のある相手での結果に満足してはいけないとコメント。「結果とは別にもっともっと良くなると思いますし、成熟という意味ではもっと先になると思います」とし、チームとしてはまだまだレベルアップが可能だと見解を語った。

また「ミャンマーも最初はアグレッシブに来ようとしていた部分はありますし、自分たちが同じテンポでボールを動かしていてもしっかりと相手を崩すことはできないと思います」と、単調になってはミャンマー相手でも苦戦をしただろうとコメント。「(南野)拓実や(鎌田)大地が中盤の間でボールを受けたり前を向けるということは、チームとして攻撃の大きな起点になっていると思います」と語り、「トライしていくこと、これからもっともっと厳しい戦いになった時に、そこを正確に通せるのかとか、ミスなく自分たちがやれるのかを突き詰めなければいけないと思います」と、精度をもっと上げる必要があるとした。

守備面でも「1つの中盤でのミスが決定的なカウンターに繋がったりするので、バランスを見ながら突き詰めなければいけないと思います」と語り、細かい部分にもっとこだわっていく必要があると感じているようだ。

ここからは半分以上の選手が入れ替わり、6月の4試合を戦う。最終予選に向けての4試合となるが「これからオリンピックに向けて、ミャンマー戦に向かってきたメンバーは半分以上変わりますし、競争もありますけど、予選もここからあるので、チームとしてもストイックに求めると思いますし、今日と変わらない連携を目指さなければいけないですし、よりコミュニケーションを取らなければと思います」とコメント。消化試合として考えずに、しっかりと高めていくための試合にしたいと気を引き締めた。

2021年5月29日(土)0:55

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