★【日本代表プレビュー】エースと守備の要不在の日本、強度を継続できるか《カタールW杯アジア2次予選/日本vsタジキスタン》

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7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で日本代表はタジキスタン代表と対戦する。

今回はおよそ3週間と長丁場の活動となる日本代表。

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7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で日本代表はタジキスタン代表と対戦する。

今回はおよそ3週間と長丁場の活動となる日本代表。5月28日に行われたミャンマー代表との一戦では、10-0と大勝。2次予選の突破を決めた。

3月のモンゴル代表戦に続いて2桁得点で大勝した中、タジキスタンをホームに迎えて戦う。

◆メンバー変更で臨む真価を問われる一戦
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グループステージ6連勝中の日本代表。ここまで無失点と圧倒的な強さを見せている状況だ。

しかし、今回のタジキスタン戦には、東京五輪との関係でオーバーエイジとしてDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)が不在となる。

さらに、FW大迫勇也(ブレーメン)が内転筋を痛めた影響でチームを離脱。2試合連続ハットトリック中のエースを欠いてのゲームとなる。

そんな中、Jリーグ組が合流し、3日にはジャマイカ代表との試合が中止となる中で、U-24日本代表と試合。3-0で勝利し、Jリーグ組も好パフォーマンスを発揮した。

離脱した大迫の代わりにはFWオナイウ阿道(横浜F・マリノス)を招集。さらにメンバーが変わる中で、森保一監督は「U-24との試合からタジキスタン戦に向けてはメンバーを変更して臨もうと思います」とコメント。ある程度メンバーを変えて臨むことを語った。

また「公式戦の舞台でチームコンセプトがより浸透していくようにと勝利とチームの底上げをしていきたい」とコメント。公式戦で選手の組み合わせを色々試し、この先に控える最終予選に向けて、選手たちの経験値を上げていきたいと語っていた。

タジキスタン戦後にも2試合あるだけに、選手の疲労なども考慮して変更があるだろうが、求められるものは変わらない。「個の良さを100%発揮して、チーム力を100%発揮する」とし、「勝利と内容にこだわりたい」と、大切な1試合だと語った。これまで主軸ではなかった選手が出ることが予想されるだけに、しっかりと強度を見せていきたいところだろう。

◆若手中心のタジキスタン
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対するタジキスタンは現在グループ2位。まだ最終予選への進出の可能性は残されている状況だ。

各グループ2位のチームは上位4チームが最終予選に出場。また、2023年に中国で開催されるアジアカップの出場権を得ることができる。そのためにも、日本戦ではしっかりと勝ち点を目指してくるだろう。

アウェイでの対戦は0-3で日本が勝利を収めているが、その時からチームは若返り。ウスモン・トシェフ監督は「若い選手を揃えたという意味でも、明日の試合は大変興味深い試合となるだろう」と語った。

メンバーには、U-17、U-19で国際経験がある選手が揃っており「若くても非常に精神力が強いので、全く問題ないと思う」と年齢は問題ないと考えているようだ。

また「明日の試合は我々は賢く、クレバーな試合をしなければいけない」と語り、「ずる賢い面も含めてクレバーな試合をしたいと思う」と、日本としては警戒をしなければいけない相手となりそうだ。

◆予想スターティングメンバー[4-2-3-1]
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GK:権田修一
DF:山根視来、植田直通、昌子源、佐々木翔
MF:川辺駿、守田英正
MF:古橋亨梧、南野拓実、原口元気
FW:浅野拓磨
監督:森保一

森保監督が前日会見で語った通り、この2試合で出場機会が少ない選手が並ぶと考えた。GKは唯一出場がない権田修一(清水エスパルス)が入るだろう。前回のミャンマー戦は日程の関係で招集外となっていたが、それまでの2次予選全5試合に出場し無失点。今回も無失点を継続することが期待される。

最終ラインは大きく変わるだろう。右サイドバックにはDF山根視来(川崎フロンターレ)、センターバックにはU-24日本代表戦にも出場したDF植田直通(ニーム)と後半から出場したDF昌子源(ガンバ大阪)が起用されると予想。左サイドバックにはDF佐々木翔(サンフレッチェ広島)が入ると予想する。

植田のポジションにはDF中谷進之介(名古屋グランパス)も入る可能性があるが、全てを変えるというリスクを負うかどうかだろう。

ボランチにはMF守田英正(サンタ・クララ)とMF川辺駿(サンフレッチェ広島)が入ると予想する。橋本拳人(FCロストフ)の可能性もあるが、U-24日本代表戦では足をつっていたこともあり、万全の守田が出ると予想。川辺は出場となれば、最終予選で初出場となる。

2列目は少しメンバーを入れ替え、右にMF古橋亨梧(ヴィッセル神戸)、トップ下にMF南野拓実(サウサンプトン)、左にMF原口元気(ハノーファー)と予想する。

南野は7戦連発という偉業もかかっているが、久しぶりにトップ下のポジションでどんなプレーを見せるかに注目したい。原口もトップ下でクラブではプレーしていただけに、南野とのポジションチェンジも試合中で行い、どんなプレー幅があるかを見せたいところだろう。

そしてU-24日本代表戦で後半出場した古橋は、なかなか本領を発揮できていない。この試合では出番が巡ってくると考えられ、しっかりと目に見える結果を残したいところだ。

そして1トップは大迫が離脱したことを受け、FW浅野拓磨が入ると予想する。FWオナイウ阿道(横浜F・マリノス)も合流したが、試合当日の合流ではプレーさせたとしても途中出場だろう。浅野はこのチャンスでしっかりとゴールを奪いたいところだ。

メンバーを変えて臨むタジキスタン戦は、7日(月)の19時30分にパナソニック スタジアム 吹田にて無観客でキックオフを迎える。

2021年6月7日(月)14:40

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