★マラドーナ“伝説の5人抜き”から35年…母国のサポーターが天国に叫ぶ

Getty Images
2020年11月25日に他界した元アルゼンチン代表FWのディエゴ・マラドーナ。母国に銅像が建てられ、現役時代にタイトルをもたらしたナポリのスタジアムが「エスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」に改称されるなど、その影響力は計り知れない。

記事全文

2020年11月25日に他界した元アルゼンチン代表FWのディエゴ・マラドーナ。母国に銅像が建てられ、現役時代にタイトルをもたらしたナポリのスタジアムが「エスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」に改称されるなど、その影響力は計り知れない。

現役時代、卓越した左足の技術、創造性、得点感覚を武器に、数々のスーパーゴールを決めてきたマラドーナだが、その中でも“最高”と名高いのが1986年に開催されたメキシコ・ワールドカップ(W杯)の準々決勝、1986年6月22日に行われたイングランド代表戦での“伝説の5人抜き”ゴールだ。

後半6分に、マラドーナの負の伝説として知られる“神の手”ゴールが決まったわずか4分後に、世界を黙らせるスーパーゴールを決める。

自陣のハーフウェイライン付近でボールを受けたマラドーナは、華麗なターンでマーカー二人を剥がすと、前を向いてドリブルを開始。そこからはスピードに乗りながらも繊細なタッチで相手ディフェンダーを1人、2人と抜き、最後は相手GKピーター・シルトンもかわして、左足でゴールに流し込んだ。

それから35年が経った22日、ゴールが決まった16時9分を迎えると、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでは、天国のマラドーナに向けての多くの叫びとも呼べる声が聞こえていた。また、首都のシンボルでもあるオベリスコと呼ばれる白い石柱記念碑もマラドーナ仕様に切り替わるなど、街全体で英雄の伝説を彩った。

アルゼンチンの人々にとってサッカー選手の枠を超えて1人のアイドルであったマラドーナ。”神の手”ゴールと“伝説の5人抜き”ゴールを記録したイングランド戦は、これからもマラドーナを象徴する試合の一つとして語り継がれていくだろう。

【動画】マラドーナの“伝説の5人抜き”ゴール



【動画】ブエノスアイレスの街に響くサポーターの叫び



【写真】マラドーナ仕様のオベリスコ



2021年6月24日(木)5:35

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
インテル・マイアミに経営参画する企業がメッシの古巣を買収へ? 現職のアルゼンチン大統領も水面下で関与して進行中か
ナポリ、退団希望のディ・ロレンツォの放出を完全否定「放出の可能性は皆無」
「ナポリを去る決意だ」ディ・ロレンツォの移籍希望を代理人が認める「このクラブにつける唯一の薬はコンテ。彼の幸運を祈る」
盗まれた? マラドーナのゴールデンボールがオークションに出品…“神の手”“5人抜き”が生まれた1986年のメキシコW杯で受賞
元アルゼンチン代表指揮官メノッティが85歳で他界 78年W杯で初優勝に導く
戻る
© livedoor