★「やるべきことは変わらない」追加登録でもブレないGK鈴木彩艶「チームのために全力を尽くすということが1番」
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東京オリンピックへ向けた事前合宿に臨んでいるU-24日本代表。浦和レッズ所属のGK鈴木彩艶がオンラインのメディア取材に応じた。
東京オリンピックへ向けた事前合宿に臨んでいるU-24日本代表。浦和レッズ所属のGK鈴木彩艶がオンラインのメディア取材に応じた。
6月22日に18名のメンバーが発表された東京オリンピック代表。しかし、IOC(国際オリンピック委員会)が登録選手数を18名から22名に変更することを正式に決定。バックアップメンバー4名も登録メンバー入りすることとなった。
これによりバックアップメンバーから本大会の登録メンバーとなった鈴木。合宿の2日目に行われた取材に応じ「バックアップメンバーから本大会のメンバーに変わったということですが、自分としてはやるべきことは変わらないという思いでいます」とコメント。状況に左右されず自分のやるべきことを貫く姿勢を見せた。
この合宿に参加するにあたって鈴木は、在籍する浦和の先輩であるGK西川周作やGK塩田仁史からアドバイスをもらったとのこと。「お二方からはどんな状況でも楽しめということを言われました。普段から西川選手なんかもずっと「エンジョイ」って言っていて、そういった言葉を今回僕にもかけてくれたので、自分も楽しむということを意識しながらやっていきたいなと思います」と語っている。
その鈴木は、自分のストロングポイントについて「セービングの伸びがあるので、ギリギリの最後のところでのひと伸びは負けないと思ってます。攻撃の部分では、キックに飛距離が出るので一発で背後にチャンスを作るというところは負けたくないです」と同じくU-24日本代表GKの大迫敬介(サンフレッチェ広島)や谷晃生(湘南ベルマーレ)に負けないポイントを示した。
一方で、自らに課題があることも理解しており「セカンドアクションのポジショニングというところは、やっていく中でニアをやられるシーンが多かったと思うんですけど、そういったところは課題ですかね」とコメントしている。
トレーニングでは、日本代表GKコーチの川口能活氏の指導の中で「1つはシュートに対してキャッチするのか弾くのか、それをどこに弾くのかというところの大切さ。それと、シュート前のポジショニングを高すぎず、下がりすぎずというポジショニングは細かく言われています」と語り、課題の改善に努めているようだ。
そんな鈴木は、真夏の暑い中で行われる東京オリンピックでGKにどのようなタスクがあり、それをどのように実行したいのかを語った。
「キーパーに求められるシュートを止めるというところはそうですけど、暑い環境の中で日本らしく戦うという上ではボールを保持するサッカーというのが重要になってくると思うので、ビルドアップの部分でいかにマイボールにしながら相手のゴールに迫っていけるかというのが大事だと思います。なので、自分のフィードから味方に確実につなげることであったり、チャンスを作ったりというのが大事になってくるかなと思います」
「これまでのU-24の活躍シーン、得点シーンなんかを見てもGKからスタートしているゴールもあると思うので、そういったところでGKの攻撃参加も大事になってくるんじゃないかなと思います」
また、チームとともに自分自身も金メダルを目指すために「まずはチームのために全力を尽くすということが1番だと思うので、その中で得られたチャンスを自分が活かせれば、自ずと上には行けると思うので、そういったところを意識してやっていきたいなと思います」と意気込んだ。
2021年7月6日(火)21:00