スペイン代表のルイス・エンリケ監督が、スウェーデン代表戦を振り返った。スペインサッカー連盟(RFEF)が伝えた。
スペインは2日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のグループB第4節でスウェーデン代表と対戦した。
アウェイでの一戦に臨んだスペイン。消化試合数が異なるものの、勝てば首位に立てるスウェーデンとの大事な一戦となった。
試合は開始4分に東京オリンピックにも出場していたカルロス・ソレールが先制点を記録。しかし、その直後にアレクサンダー・イサクにゴールを許し、同点に追いつかれる。
なかなか苦しい戦いを強いられたスペインだったが、57分にビクトル・クラーソンにゴールを許し逆転されると、そのまま2-1で敗戦。グループ首位の座を明け渡してしまった。
試合後、ルイス・エンリケ監督がスウェーデン戦についてコメント。難しい試合だったと語った。
「難しい試合だったが、序盤は上手くいった。ゴールも決めることができたが、同点になってからは全てが変わってしまった。もう1度試合を見て、様々な状況を分析したいと思う」
「特にカウンターを多く与えてしまったことが気になる。スウェーデンの戦い方は驚きではなかった。これを受け入れて改善しなければいけない。次の試合で勝たなければいけない」
グループのライバルであるスウェーデンに敗れたものの、両者の対戦はまだ残されており、しっかりと勝つことが大事だと語った。
「スウェーデンは最低でも1試合を引き分け、我々は残りの試合で勝たなければいけない。ただ、それは実現可能なことだ」
「アレクサンダー・イサクやデヤン・クルゼフスキは素晴らしい選手であり、素晴らしい試合をしてきたことも知っていた。彼らは我々を難しくした」
一方で、選手たちの戦い方に不満はないとしたルイス・エンリケ監督。デュエルに負けすぎたことは認めた。
「選手の姿勢に対して批判することはない。試合を見直さなければ分からないが、確かにデュエルの数ではかなり負けていた。もっと多くのゴールを決めるチャンスもあったが、多くのトランジションを許してしまった」
「この試合で残酷だったのは、先制点の10秒後に同点にされてしまったことだ」
スペインは5日にホームでジョージア代表と対戦する。
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