★アーセナルで上々デビューの冨安健洋、自己評価は? 「サッカーをやっている以上…」

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アーセナルの日本代表DF冨安健洋がさらなる高みを目指した。

今夏の移籍マーケット最終日にアーセナル入りして間もない冨安だが、プレミアリーグ第4節のノリッジ・シティ戦から4試合連続で右サイドバックとして先発。

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アーセナルの日本代表DF冨安健洋がさらなる高みを目指した。

今夏の移籍マーケット最終日にアーセナル入りして間もない冨安だが、プレミアリーグ第4節のノリッジ・シティ戦から4試合連続で右サイドバックとして先発。直近に行われた第7節のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦こそ対面したスペイン代表DFマルク・ククレジャに手を焼き、現地評価も伸びながったが、先のノースロンドン・ダービーでファンが選ぶマン・オブ・ザ・マッチに輝くなど、新天地でさっそく心を鷲掴む。

だが、冨安本人は外野の評価に反して、まだ探り探りのようだ。4日、代表先でのオンライン取材でプレミアリーグでやってみての手応えを尋ねられると、「まだまだだと思う。絶対に通用するという感覚がない。1試合1試合をやっていくなかで課題を感じて、成長に繋げる必要があると思っている。まだ4試合しかやっていないし、これが自分の武器という感覚はない」と話す。

また、「サッカーをやっている以上、完全体はない。僕が引退するときであっても、そうではなく、まだまだ上がある。何かしらやることがあるという意味で、まだまだだと思う。自分の価値を証明し続けないといけないし、まだまだ改善する必要も、継続する必要もある」と続け、アーセナルで早々に地位を確立しつつある現状にも甘んじるつもりがないことを強調した。

そう自己分析した冨安だが、自身がアーセナルに加入して以降は3連敗スタートだったチーム状況も好転して、3連勝の4戦負けなしと復調。所属クラブでしっかりと結果を出して、今月の代表活動参加となる。だが、日本は前回の代表ウィークから始まったカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で1勝1敗スタート。今シリーズはともに連勝スタートで出場権争いのライバルと目されるサウジアラビア代表、オーストラリア代表との2連戦が待つ。

日本にとっての“序盤の山場”でも活躍が期待される冨安も「本当に大事な試合になる。この10月の2連戦は僕らにとって、この2試合で決まると言っても過言ではないぐらい大事」と語る。「実際に直接対決で勝つこと自体が6ポイントの価値がある」とも見解を示し、「それだけの価値があるというのを常に忘れず、準備の段階から良い緊張感でやりたい」と気を引き締めた。

2021年10月4日(月)18:40

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