★「頭の部分で問題」9月は気持ちの整理ができていなかったと語ったMF鎌田大地、サウジ戦には「できることをやっていく」

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日本代表は5日、サウジアラビアのジッダでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた活動2日目を迎えた。

前日に全選手がチームに合流。

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日本代表は5日、サウジアラビアのジッダでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた活動2日目を迎えた。

前日に全選手がチームに合流。PCR検査でも全選手の陰性が確認され、5日のトレーニングからは全員が参加できる状態となった。

合宿2日目のトレーニングの前にMF鎌田大地(フランクフルト)がメディアのオンライン取材に応対した。

9月の2試合ではオマーン代表戦ではトップ下として、中国代表戦ではベンチスタートとなった鎌田。9月からの変化については「前回と違うのは気持ちの面です。この2試合は絶対に落とせないし、勝たないと本当にいけない試合なので、まずは気持ちの面で追い込まれているというところで、試合に向けて気持ちの部分で準備もできると思います」とコメント。「時差もないので、コンディション的にはかなり良いと思います」と、自信を見せた。

オマーン戦での低調なパフォーマンスについては「代表としてのパフォーマンスが良くないというよりも、シーズン始まってから自分自身移籍の問題だったり頭の部分で問題があり、チームでもパフォーマンスが良くなく、その中での代表戦でした」と語り、メンタル面での問題もあったとコメント。しかし、今回はそれも解消されたとし「移籍市場もちゃんと終えて、気持ちの部分も整理をつけて、だいぶパフォーマンスも戻ってきているので、代表だけが良くなかったわけではなく、所属チームでも良くなかったです。その流れで来てしまいました」と、当時は問題があったことを認めた。

サウジアラビアのイメージについては「色々な人が難しいと言いますし、気候やスタジアムの雰囲気などで難しい部分が出てくると思います。チームが上手くいってなくても、やれることというか、体を張ったり、60%、40%ぐらいのボールでも体を張ってファウルをもらって時間を作ったり。体を張ったり、他の選手のために走ったりという部分が大事になってくると思います。できることをやっていく必要があると思います」と語り、チームとして、周りを生かすためのプレーも必要になるだろうと見解を示した。

フランクフルトでは、監督も代わり選手も代わったこともあり、昨シーズンほどの活躍は開幕からはできていない。ここまで公式戦で9試合プレーしながらも、先発出場は5試合、直近のバイエルン戦は出場機会なしという状況だ。

今の状況については「今シーズンはチームとして全てが変わって、選手も変わって、積み上げてきたものはなくなって、やっていて難しさは感じています」と語り、「今は去年と違って、うちがポゼッションしてどうこうというより、カウンターやボールを持った時に裏に抜けるようなプレーでリスクを避けているので、間でフリーでもらうというよりも、ちょっとガチャガチャしたプレーが多いからだと思います」と、自分の役割が変わったとコメント。「僕としては変わっているつもりはないですが、チームのやり方が変わって、監督が求めていることも変わっているので、そういったプレーに変わっていると思います」と、これまでとはチームでは違うプレーをしていると語った。

またコンディション面については「コンディションというのは、頭というか気持ちの部分の整理が大きいです」とし、フィジカルよりもメンタルが大きかったとコメント。「移籍市場が終わったことで、そこの部分で割り切らないとダメだったので、そうはいってもすぐに戻らずに難しかったですけど、気持ちの面では整理できているし、コンディションも戻ってきていると思います」と、今は良い状態だと語った。

今回は攻撃面での活躍が期待される鎌田。サウジアラビアの印象は「サウジはぶっちゃけ印象はなくて、チームとしてVTRは見ていないので、そこからだと思います」とコメント。ただ、「アジアカップのことをみんないっていて、ポゼッションをされていて、トミがヘディングで決めて勝った試合で、そういうイメージしかないです。難しい試合になるという印象だけです」と語り、簡単な相手ではないという情報は持っているようだ。

チームとして擦り合わせたいポイントについては「基本的には日本がボールを持っている中で、2次予選と違うのは、真ん中にパスが入ったときに激しくくるので、タッチ数はあまり使わず、ワンタッチで前向きな選手に落とすとかをしないといけない」と語り、「中に入ったときにはワンタッチでサポートできるところにいないといけないので、選手間の距離を短くしなければいけないと思います」と、選手間の距離を大事にしたいと語った。

またカウンターについては「ベルギーでやっていたときに代表に初めて入ったときは、ボールを奪ってから前に早いなと感じていました」と日本のカウンターの印象についてコメント。「今まではボールを持てる相手との試合が多くてカウンターはあまりないシーンでしたが、上のチームとやっているとカウンターが必然的に多くなる中で、そういう意味ではカウンターができると思っていましたし、ヨーロッパでプレーする選手はトランジションも早いです。足が速い選手ばかりではないですが、前に行くスピードはあるのでカウンターもできると思います」と、ひとつのポイントになると語った。

2021年10月5日(火)23:02

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