★日本代表、サウジアラビアに敗れ痛恨の2敗目…柴崎のミス響く《カタールW杯アジア最終予選》

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日本代表は7日、カタール・ワールドカップ(W杯)・アジア最終予選第3節でサウジアラビア代表と対戦し、アウェイで1-0で敗れた。

7大会連続7度目のW杯出場を目指す日本。

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日本代表は7日、カタール・ワールドカップ(W杯)・アジア最終予選第3節でサウジアラビア代表と対戦し、アウェイで1-0で敗れた。

7大会連続7度目のW杯出場を目指す日本。9月の2試合ではオマーンと中国を相手に1勝1敗。かたや10月に対戦するサウジアラビアとオーストラリアは共に連勝しており、日本にとってはどちらも落とせない試合となる。

メンバーに関して久保と堂安をケガで、伊東を累積警告で欠く中、厳しいアウェイ戦に向けて用意したスタメンは、[4-2-3-1]をベースにGK権田、4バックは右から酒井、吉田、冨安、長友、ボランチは遠藤と柴崎の2人が組み、前から2列目の位置には浅野、鎌田、南野が並ぶ。そして、ワントップには大迫が起用された。

立ち上がり直後は地の利があるサウジアラビアの積極的な攻撃にやや防戦となった日本だが、6分に柴崎の無回転ミドルシュートで牽制。これで押し返して徐々にリズムを生み始めるも、コンディション面で勝る相手のインテンシティに苦戦し、簡単には前に進めない時間が続く。

日本がポゼッション率を高めていた中、12分の相手のFKのシーンで、クロスに合わせたアブドゥラー・マドゥのヘディングシュートがGK権田を強襲。正面だったため難を逃れたが、あわや失点というピンチだった。

逆に日本のチャンスは24分に訪れる。後方からのロングパスで右サイドの高い位置に走る浅野に展開。右足アウトスイングのクロスを頭で合わせた南野のシュートが枠を捉えるが、GKアル=オワイスの好セーブに遭った。

続く29分には、左サイドで相手のパスを引っ掛けて生まれたこぼれ球を、敵陣中央の鎌田がダイレクトでスルーパス。これに反応した大迫が見事なトラップからゴール前に飛び出すが、シュートはまたしてもGKアル=オワイスに止められてしまった。さらに37分には、右サイドの酒井が上げた高速クロスに大迫が合わせたが、今度は枠に飛ばせず。

押し気味に試合を進めるものの、ハーフタイムが近づくにつれて疲労の色を見せる日本。45分頃には、長友が相手との激しい接触で一時プレーが中断したが、大事に至らず試合を続行する。

迎えた後半立ち上がり、前半からイージーミスが目立っていた柴崎が自陣でボールを奪われピンチを招く。カウンターを止められずボックス右からガリーブにシュートを許すが、GK権田が左足で止めるビッグセーブを見せた。

肝を冷やした日本は59分に2枚替え。浅野と南野を下げて原口と古橋を投入した。なお、南野はW杯予選、出場8試合連続ゴールが期待されていたが、ここで記録がストップ。同じ記録で並ぶ本田圭佑を超えることはできなかった。

一方、サウジアラビアも64分に2人変更し、アル=ナージーとアル・ブライカンがピッチへ。すると71分、自陣左サイドで柴崎の出したバックパスをそのアル・ブライカンに奪われ再びピンチに。吉田がなんとか体を寄せるも、ボックス左からGKの股を抜くシュートを流し込まれ、失点を喫してしまった。

日本はその直後、鎌田と柴崎を下げてオナイウ阿道と守田を投入。フレッシュな選手を入れることで活性化を図るが、支配率こそ上がるものの、アタッキングサードでは相手のプレスも強く、思うように攻撃ができない。

試合も終盤に突入し後がなくなる中、88分に原口がボックス左手前から左足でシュート性のクロスを送ると、そこに飛び込んだのは古橋。少し触ればゴールかという場面だったが、惜しくも届かず、ボールはGKの手の中に収まった。

結局、日本は最後までゴールが遠く1-0で敗戦。痛恨の2敗目を喫してしまった。次戦は12日に行われるオーストラリア代表戦となる。

サウジアラビア代表 1-0 日本代表
【サウジアラビア】
アル・ブライカン(後26)

2021年10月8日(金)4:00

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