★「究極1-0で良い」中山雄太がオーストラリア戦への考え方を語る「今やれることを最大限やる」

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11日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4戦のオーストラリア代表戦を翌日に控え、日本代表のDF中山雄太(ズヴォレ)がメディアのオンライン取材に応対した。

ここまでの最終予選3試合で1勝2敗、7日に行われたサウジアラビア代表戦でも1-0で敗れ、W杯出場へ厳しい状況に立たされている日本は、11日に3連勝スタートのオーストラリアと対戦する。

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11日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4戦のオーストラリア代表戦を翌日に控え、日本代表のDF中山雄太(ズヴォレ)がメディアのオンライン取材に応対した。

ここまでの最終予選3試合で1勝2敗、7日に行われたサウジアラビア代表戦でも1-0で敗れ、W杯出場へ厳しい状況に立たされている日本は、11日に3連勝スタートのオーストラリアと対戦する。

オーストラリアに敗れると、勝ち点差が「9」へと広がり、2位以内に入ることが絶望的になる日本。何としても、勝ち点3を勝ち取らなければいけない試合となる。

敗戦後、選手たちは一様に課題を話し合い、これまで以上にコミュニケーションを取って改善に励んでいる。

サウジアラビア戦の最終盤に途中出場した中山。交代時の指示については「交代する時点で時間はあまりなかったので、僕自身やることは、左サイドからどんどんクロスを入れるシーンを作れと言われました。あまり時間もなく、展開もカオスだったので、僕としてはもう少し早く入れればやれたと思います」と語り、時間が少な過ぎたと振り返った。

これで1勝2敗と非常に厳しい状況に立たされている日本。チームの雰囲気については「僕自身は結構冷静な状態でチームを見ていて、ピリついている感覚はあります。ただ、それが気負っているかというとそうでもなく、みんな後がないことで冷静に状況を判断して、やるべきことを共有して、後がないですけど、明日の試合しっかりと勝利をもぎ取ろうと、日々を過ごしていると思います」と語り、オーストラリア戦の勝利を目指して準備を進めていると語った。

大一番となるオーストラリア戦だが、相手の印象については「非常にチームとしてしっかりと整理されていて、前線の強力さは得点も多く、力のあるチームだなと感じました」とコメント。自身が試合に出場した時のイメージについては「守備としては安定感をもたらせたいですし、特徴である後ろからのビルドアップであったり、活動までに意識してきた攻撃参加は課題に挙げて取り組んできたので、まだ満足はしていないですが、オリンピックからであったり、課題に対しての成果を披露できればと思います」とコメント。攻撃への関与について、自身がやってきたことを出したいとした。

実際に取り組んできたことについては「オリンピックでも見ていただいた通り、内側であったり、サイドハーフのサポート、周りと多くの関わりの中から攻撃参加することが特徴で出ていたと思います」と自身の特徴を語り、「それ以上行くためには、縦への推進力は僕自身が課題に取り組んできていました。チャレンジの回数を僕自身は増やして、手応えを感じつつ、まだ課題を感じているので、オリンピックの時の特徴も生きますし、それがあるからこそ縦への突破も生きるので、長友さんとは違うものを僕も持っていて、長友さんの特徴を盗みたいと取り組んで来ていたので、両方を突き詰めていきたいと思ってやっています」と語り、自分が持っているものを磨きながら、同じ左サイドバックの長友佑都(FC東京)の良さを取り入れようとしていると語った。

また、オーストラリア攻略については「まずは僕自身は闇雲に攻撃参加していいわけではないので、いつ上がるべきなのか、上がらないべきなのか、中なのか外なのかは判断材料に入れてプレーしたいです」とコメント。「1-0で勝てば良いので、90分通してしっかり1点を取って勝てるかという戦い方もあると思います。3点取らなければいけない試合であれば、そういった戦い方もありますが、究極1-0で良いので焦る必要はないです」と、1点をどう取って勝つかが大事だとした。

相手の守備についても高さがあるために単純なクロスではこじ開けにくい状況となる。中山は「クロスには高さもあるので、クロスの種類、タイミングは考えていきたい部分はあります。じゃあ、高さも質で上回ればいいのではないかとも思いますし、状況を見ながら判断してプレーしたいです」とコメント。攻略法としては「高さのある中を固めてくる相手には、チェンジサイド、逆を突くプレーも有効です。攻め急ぐことなく、自分たちの時間も増やせると思います。相手のストロングポイントを消せる部分だと思うので、試合の状況によりますが、準備ではそういったことが考えられます」と、相手を想定しながら準備していくと語った。

この厳しい状況では、経験のある年長者が率先してチームを立て直しに動いている。その姿を見た中山がこの先に向けて必要だと感じていることについては「この先というところで言うと、W杯出場が最大のテーマだと思うので、そこに繋げるという意味では明日勝たなくてはいけないです。先へのプロセスは今を全力で、結果というのは全力でやった先に来ると思うので、勝利を目指してやりますが、結果がどうであれ、今やれることを最大限やることが先につながると思うので、今が大事だと思います」と語り、まずは全力を出し尽くして臨むことが必要だとした。

その中山自身が今行っていることについては「僕自身のところで言うと、前回は少し出場できましたが、出られていない悔しさがあり、チームの結果が出ていないので、自分の力でチームを良くしたい気持ちはあります」とコメント。「ただ、僕自身は25人、26人呼ばれている1つのピースなので、それを大きくしようとトレーニングをしています」とし、自分の力を出したい一方で、チームとしての力が最大限出せるようにしたいと語った。

また「それを嚙みあわせるためには、コミュニケーションもそうですが、勝利のために自分自身何ができるか。そこは日々生活している中で、状況が状況ですし、1日を終える時に何かやり残したことはないかということで、今それが1日を終える時に今日はやり切った、明日は何ができるかを日々感じています」と語り、常に日々100%を出していきたいとした。

2021年10月11日(月)14:45

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