★失点関与も勝利を誇る守田英正「ワクワクできる試合ができたんじゃないかなと」
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日本代表のMF守田英正が、12日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節のオーストラリア代表戦を振り返った。
開幕3試合で1勝2敗と早くも崖っぷちに立たされていた日本は、背水の陣でオーストラリアを埼玉スタジアム2002に迎え撃った。
日本代表のMF守田英正が、12日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節のオーストラリア代表戦を振り返った。
開幕3試合で1勝2敗と早くも崖っぷちに立たされていた日本は、背水の陣でオーストラリアを埼玉スタジアム2002に迎え撃った。試合は普段と違う[4-3-3]のシステムを採用した中、先発に抜擢された田中碧のゴールで先制すると、前半は有利に進めつつ、GK権田修一の好セーブもありながら無失点で折り返した。
しかし後半は一転してオーストラリアが優勢に出ると、69分にアルディン・フルスティッチにFKを直接決められ同点とされてしまう。嫌な雰囲気が漂っていた中、選手交代で流れを引き寄せた日本は86分、途中出場の浅野拓磨のシュートが相手のオウンゴールを誘発し勝ち越しに成功。このリードを守り切り、大きな一勝を得た。
中盤の一角として85分までプレーした守田は、攻守に貢献しつつも不用意なファウルで失点の原因となってしまう悔しいプレーも。だが、チームを勝たせたいという思いは人一倍強かったようだ。
「前回の活動から先発できない悔しい思いがあって、サウジアラビア戦もスタートから出れず敗戦して難しい気持ちになっていた中で活動していました。今回先発起用してもらえるということで、何が何でも勝たせたいという気持ちが大きかったですし、やはりホームなので応援してくれている国民の皆さんに結果で返せたらなと思っていました」
「個人としては、2次予選から無駄なファウルで失点する面はまだ改善されてないなと思いますし、僕の中ではあと一歩早く寄せてればと、その一歩が命取りになると痛感しました。ペナルティエリアの外というのはわかってたんですけど、やはりその一本のチャンスを決めきる力を世界は持っているので、そこは個人の課題としてこれから取り組みたいです」
また、[4-3-3]のシステムについて手応えを感じたという守田。試合の印象を攻守両面で語り、「見ていてワクワクできるような試合ができた」と自信を持って答えた。
「今日は個々の選手の特長を生かせられたと思いますし、守備から速い攻撃然り、引いて守ろうということも然り、後出しジャンケンのような試合が全体的にできたかなと。[4-3-3]って今までになかったシステムなんですけど、自分たちがやりたいサッカーは表現できたし、見ていてワクワクしてもらえるようなサッカーはできたんじゃないかなと思います」
「守備面においてサウジアラビアに対して前からプレッシャーをかけられてなかったし、奪った後も立ち位置が悪くて前に進めていなかったという課題があって。前線から中盤の自分に近い選手に対しては90分通して声をかけられたつもりですし、練習から取り組んだことで今日の試合はうまくいったかなと思います」
「攻撃面は、(遠藤)航君がバランスを見ながら、(田中)碧が下がって安定感を図っていて。僕は普段と同じようなプレースタイルでしたけど、今日はチーム的に間で受ける動きだったり、相手の背中を取る動きといった、サコ君(大迫勇也)に絡むプレーが必要だと思っていました」
「先制点はこのチームに必要なことだったと思いますし、あまり代表経験のない碧がゴールを決めたという意味も大きかったかなと。僕の不用意なファウルで一時難しい時間もありましたけど、途中交代で入った(浅野)拓磨君とか(古橋)亨梧君が攻撃にアクセントを加えてくれたので、本当にチームに感謝したいです」
2021年10月12日(火)23:50