★攻撃停滞イングランドがホームでドロー…ポーランドが3pt差の2位に浮上《カタールW杯欧州予選》

Getty Images
カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のグループI第8節、イングランド代表vsハンガリー代表が12日に行われ、1-1のドローに終わった。

ここまで6勝1分けの無敗でグループ首位に立つイングランド(勝ち点19)は、4位のハンガリー(勝ち点10)をホームで迎え撃った。

記事全文

カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のグループI第8節、イングランド代表vsハンガリー代表が12日に行われ、1-1のドローに終わった。

ここまで6勝1分けの無敗でグループ首位に立つイングランド(勝ち点19)は、4位のハンガリー(勝ち点10)をホームで迎え撃った。サウスゲイト監督は5-0で快勝したアンドラ代表戦からストーンズ、フォーデンを除く先発9人を変更。ケインやスターリング、マウント、ライスら主力が復帰した。

立ち上がりからボールの主導権を握ったイングランドは相手を押し込んでいく。そして、ケインやグリーリッシュがボックス内で仕掛けて幾度かチャンスを作りかけるが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。

すると、20分過ぎには自陣ボックス内でクリアを試みたDFショーが飛び込んできたネゴにハイキックを見舞い、痛恨のPK献上。これをキッカーのロランド・サライにきっちり決められて先制を許した。

ホームで先制を許す思わぬ展開を強いられたイングランドは、ここから一気に攻勢を強めていく。ただ、立ち上がり同様に流れの中では相手の5バックを攻略するのに苦戦。

だが、37分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのフォーデンが左足インスウィングのボールを蹴ると、ニアに飛び込んだライスの身体に当たってファーに流れたところをストーンズがワンタッチで押し込み、同点に追いついた。その後、前半終了間際にはショーの左クロスからスターリングに勝ち越しのチャンスが訪れるも、ここは決め切ることができず。

1-1のイーブンで折り返した試合は後半も拮抗。イングランドは右サイドのスターリングを起点に幾度か惜しいクロスを供給していくが、中の枚数が足りない場面が目立つ。62分には右CKの場面で再びストーンズに決定機が訪れるが、渾身のヘディングシュートはわずかに枠の左へ外れた。

62分にグリーリッシュを下げてサカを投入したイングランドは、スターリングを左ウイング、サカを右ウイングに配置。攻撃に若干の変化を加えると、70分にはケインのスルーパスに抜け出したスターリング、直後の74分にはボックス内でルーズボールに反応したケインに続けて決定機も、最後の精度を欠く。

その後、直前の決定機に絡んだスターリングとケインの2人を諦めてエイブラハム、ヘンダーソンをピッチに送り込み、さらに攻撃に変化を加えたホームチームだが、粘るハンガリーの守備を前に攻め手を見いだせず。

試合終了間際には途中出場ながら足を痛めたエイブラハムがプレー続行不能となり、ワトキンスの緊急投入を余儀なくされるなど、最後まで流れを掴みかねたイングランドは勝ち越しゴールを奪えぬままタイムアップを迎えた。

そのイングランドを追走する2位のアルバニア代表(勝ち点15)と、3位のポーランド代表(勝ち点14)の上位対決は、アウェイのポーランドが0-1で勝利した。

注目の上位対決は互いに相手の集中した守備を崩し切れず、なかなかフィニッシュの数が増えていかないクローズな展開が続いた。結局、0-0のイーブンで後半に折り返すも、試合展開に大きな変化はなし。

それでも、地力で勝るポーランドは77分、相手陣内中央右で仕掛けたクリヒが正確無比なクロスボールを供給すると、ファーサイドへ走り込んだシフィデルスキが抑えの利いたダイレクトボレーでニア下に流し込んだ。

この先制点の直後にはゴールを祝うポーランドの選手たちに対して、ホームサポーターがペットボトルなどをスタンドから投擲したことで、試合は安全が確保されるまで一時中断に。その後、約30分の中断を経て再開された試合を冷静に逃げ切ったポーランドがシックスポインターを制して、イングランドと3ポイント差の2位に浮上した。

イングランド代表 1-1 ハンガリー代表
【イングランド】
ストーンズ(37分)
【ハンガリー】
R・サライ(24分[PK])

アルバニア代表 0-1 ポーランド代表
【ポーランド】
シフィデルスキ(77分)

サンマリノ代表 0-3 アンドラ代表

2021年10月13日(水)6:19

mixiチェック
LINEで送る
戻る
© livedoor