★日本代表サポーターがコロナ禍で大声で歌いコールを行う愚行…日本代表の勝利に水を差す

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日本サッカー協会(JFA)は13日、12日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表戦において、サポーターによる禁止行為があったことを発表した。

12日、埼玉スタジアム2002で行われた日本代表vsオーストラリア代表。

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日本サッカー協会(JFA)は13日、12日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表戦において、サポーターによる禁止行為があったことを発表した。

12日、埼玉スタジアム2002で行われた日本代表vsオーストラリア代表。緊急事態宣言も解けたことに加え、「ワクチン・検査パッケージ」を利用した観客動員も実施。1万4437人というコロナ禍において多くのファン・サポーターがスタジアムを訪れていた。

試合は、田中碧のゴールで日本が8分に先制すると、後半に直接FKを決められ追いつかれるも、86分には浅野拓磨のシュートがオウンゴールを誘発し、2-1で勝利を収めていた。

劇的な形での勝利に沸いた中、残念なことにサポーターが禁止行為を行なっていた。

JFAによると、大声を出しての応援などは感染予防の観点からこの試合でも禁止されていた。

しかし、一部サポーターが大声で歌う、コールを行うなど、周囲の皆さまに不安を与え、ルールをしっかり守って応援いただいている方々に不快な思いをさせる行為を行っていたことが報告された。

JFAは「このような禁止行為があったことは極めて残念なことであり、また、大会を主管するJFAとしてルールを徹底できなかったことを衷心よりお詫び申し上げる次第です」と陳謝。「JFAとしては引き続き、安全・安心な観戦環境を提供すべく感染症対策にしっかり取り組むとともに、ファン・サポーターの皆さんにも観戦ルール/マナーの順守と節度をもった応援にご協力いただくよう周知徹底を図ってまいります」としている。

Jリーグでもサポーターの入場制限の上限を緩和するなど、コロナ禍においても徐々にこれまでの観戦スタイルを取り戻そうと努力している中でのサポーターの愚行は、どんな状況であっても許されるものではない。日本代表の勝利に水を差す形となった。

2021年10月13日(水)21:31

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