★「誰が出ても良い」エースFW大迫勇也、アウェイ連戦での連勝が最優先「勝ち点6を獲らなければいけない」
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日本代表は7日夜、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けて第一陣がベトナムへと入国した。
一夜明け、入国した5選手の陰性が確認された日本。
日本代表は7日夜、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けて第一陣がベトナムへと入国した。
一夜明け、入国した5選手の陰性が確認された日本。ここまで2勝2敗で4位につける中、ベトナム代表、オマーン代表と大事なアウェイでの連戦となる。
入国から一夜明け、FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)がメディアのオンライン取材に応対した。
日本よりは暖かいベトナム。時差も2時間で移動時間も長くない中、大迫は「時差も少なく、移動も短かったので、いつもと変わらず大丈夫です」と語り、「空港には僕ら以外人がいなかったので、スムーズにできました」と、入国で待たされることもなかったという。
ベトナムとは、直近では2019年1月のアジアカップで対戦。堂安律のPKで1-0で勝利した。
大迫は後半途中から出場したが、ベトナムの印象については「若い選手が多いのかなという印象です。年々力をつけてきているチームだと思っています」とコメント。ポイントに関しては「ゴール前のところだと思います。しっかりとチームとしてやるべきことをやって臨みたい」と語った。
また、大事なアウェイ連戦については「11月の2試合は勝ち点6を獲らなければいけないので、何をすべきかチームで話し合って、しっかりピッチで示したいと思います」とコメント。やるべきことについては「相手あってのことですが、まずは点を取るためにはどうするか、失点しないためにはどうするかだと思います」と語り、「個人としてはゴール前の連係を考えなければいけないと。そこでしっかりと前で違いを作り出せることを第一に考えたいと思います」と。ゴール前でしっかりと仕事をしたいと語った。
9月、10月と予選の初戦を2カ月連続で落としている日本。3度同じ轍を踏むわけにはいかないが「もちろん9月、10月は2カ月続いて初戦を落としている事実はあるので、しっかりコンディションを含め、試合の入り方を含め、考え直さないといけないと思っています」とコメント。「1人1人危機感を持っていると思いますし、まずは初戦に1番フォーカスを当てて、勝ち点3を獲りに行きたいと思っています」と、必勝で臨むと意気込んだ。
そのベトナム戦で、チームとして気をつけることは「しっかりやるべきことを整理することが一番です」と語り、「あとは試合の入り方にかかってくると思います」と、立ち上がりからしっかりと戦えるかが重要だとした。コンディション面は今回は大きくバラつきが出ることになるが「コンディションは各々が良い準備をしなければいけないと思うので、チーム全体としてどうすべきかを表現したいと思います」と、個々人でコンディションを上げながら、チームとしてやることをやりたいとした。
10月のオーストラリア代表戦ではシステムを[4-3-3]に変更して臨み、結果を残した。システム変更による影響については「形どうこうもありましたけど、選手がやるべきことを1人1人ができていたかなと」と語り、「攻守の切り替えなど、ベースとしてやってきたことを出せた試合だと思います」と、システム以上に選手たちがしっかりと戦えたと語った。
ただ、「システムを変えて、新しい選手も入ってきて、色々な意味で良い刺激があったのも事実です」と語り、「日本代表が追い込まれている状況で、しっかり責任感を持ってプレーできたのが良かったと思います」と、逆境でもしっかりとパフォーマンスが出せたことを評価した。
そのオーストラリア戦後はケガで戦線離脱。復帰して2試合目でゴールを決めた。「ケガは仕方ないことなので、そこは切り替えて、少しでも早く神戸で試合に出て、結果を出すことしか考えていなかったです」と、まずは復帰を目指したとのこと。「間に合ったという考えはないというか、神戸のチームに迷惑をかけたので、復帰して結果を出したいという気持ちが強かったです」と、あくまでも神戸での試合に出場するためにリハビリに臨んだと語った。
その大迫は、この2試合は誰が出るとかということは考えず、「まずはしっかりと日本代表が勝つことを考えてプレーしたい」とコメント。「チーム全体として誰が出ても良いので、良い入りをしなければいけないと思います」と、日本代表としての結果を求め、最善の準備とプレーをしたいと意気込んだ。
それでも試合に出た際には「今までやってきたことも出したいですし、ゴールでチームを勝たせられるようにしたいと思います」と語り、日本の勝利のために全てを尽くす覚悟で臨んでいることを明かした。
2021年11月8日(月)15:55