★南野拓実、思わぬ長旅も「言い訳をするつもりはないし、ならない。勝つしかない」

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リバプールの日本代表FW南野拓実が10日、オンライン取材に応じた。

今月もカタール・ワールドカップ(W杯)出場をかけ、ベトナム代表とオマーン代表とのアジア最終予選2試合に臨む日本。

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リバプールの日本代表FW南野拓実が10日、オンライン取材に応じた。

今月もカタール・ワールドカップ(W杯)出場をかけ、ベトナム代表とオマーン代表とのアジア最終予選2試合に臨む日本。ここまで2勝2敗の4位とプレーオフにすら進めないという状況だけに、このシリーズも勝ち点3が是が非でも求められる。

所属先のリバプールで熾烈な定位置争いを続けるなか、今代表でも攻撃面での活躍が期待される南野だが、ベトナムに向かう際に搭乗したチャーター便がロシアでの給油トラブルで足止めを食らうアクシデントも。かなりの長旅を強いられた。

振り返った南野も「結局、機内に24時間ぐらいいて、その前のフライトを含めて30時間以上の移動だった。元々、練習時間もなかったし、難しい部分もあるかも」とコンディション調整の難しさを認めたが、翌11日に迫るベトナム戦の必勝を誓う。

「個人的には割り切って、自分がすべきことをやるだけ。明日の試合結果に対してそれを言い訳をするつもりはないし、ならない。自分たちは勝つしかないし、良い準備がしたい」

また、「自分たちは今、難しい状況。どんな状況であれ、勝つしかない」とチームの現状を踏まえ、「自分たちの力を出せれば、良い結果がついてくると思っているし、自信もある」と力を込めると、所属先での現状にもコメントした。

今季もプレミアリーグ、そしてチャンピオンズリーグ(CL)で強さを示すリバプールで厳しい立場にある南野だが、チーム内で故障者が増加する影響もあるにせよ、ここ公式戦4試合連続で出場。だが、「全く満足していない」と話す。

出番が巡ってくるようになり、「良いコンディションをキープできているという感じがある」と語るものの、「得点やアシスト、印象的なプレーにもっとこだわりたいというか、発揮したい」と最もアピールに繋がる結果を追い求めた。

そんな南野は最近の代表だと、左ウィングの位置が定着化。今活動ではA代表初招集のMF三笘薫やFW前田大然がそのポジションを新たに争うライバルになり得るが、「2人とも特長を持っている。チームのプラスになる選手」だと歓迎した。

その上で、「自分の特長はゴールに関わっていくプレー。あとは数字にこだわることだと思う。今は誰が試合に出るかよりも、チームの勝利が一番。そのなかで、自分が出れば、チームの助けになれたら良い」と勝利という結果を重視した。

そう南野が意気込む日本だが、これ以上の負けが許されないなかで、注目されるのが布陣。10月シリーズのオーストラリア代表戦に続いて、[4-3-3]を用いるとなれば、左ウィングに入りそうな南野だが、「やりやすかった」と手応えを語る。

さらに、「後がないなかで、フォーメーションを変えて、うまく戦って勝てたのも自信になった」と続けたが、「今回、どういう戦い方になるかわからないが、常にチームの結果を出せるよう準備をしたい」と勝利を最優先に戦う覚悟を示した。

2021年11月10日(水)16:10

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