★「たまたま負けたわけではない」…冨安健洋、雪辱期すオマーンを警戒も「勝ち点3が必要な試合」
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アーセナルの日本代表DF冨安健洋が13日、オンライン取材に応じた。
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の5試合を消化した現時点で3勝2敗の3位につける日本。
アーセナルの日本代表DF冨安健洋が13日、オンライン取材に応じた。
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の5試合を消化した現時点で3勝2敗の3位につける日本。11日に敵地で行われた第5節のベトナム代表戦を1-0で勝利した。
16日の第6節もアウェイ戦となり、その相手は初戦で0-1と敗れたオマーン代表。今や代表の守備陣に欠かせぬ存在の冨安だが、アーセナル移籍手続きの関係で不在だった。
リベンジ戦になる日本だが、冨安は「たまたま負けたわけではないと感じた。オマーンもしっかりと準備して、戦術が浸透し切っている感覚があった」と前回対戦の印象を明かす。
それを踏まえて、「今回も簡単な試合にはならない」と警戒したが、自身が意識する部分として「後ろがしっかりゼロに抑えることで、チームを安定させていきたい」と力を込めた。
そんな冨安だが、今季からアーセナルでプレー。近年はやや低迷感もあるが、イングランド屈指のビッグクラブであり、加入早々から右サイドバックとして主力の座を射止める。
日本にとっても逞しさが増すばかりだが、それはアーセナルというクラブでのプレー、そして世界最高峰のリーグと評されるプレミアリーグを日々の主戦場とするが故のようだ。
「毎試合、プレッシャーがあるなかでプレーさせてもらっている。1つのアクション、プレーに対するリアクションというのがプレミアリーグのサポーターはわかりやすい。良いプレーをしたら、スタジアムを沸く」
「逆にミスというか、後ろ向きだったり、ネガティブなプレーをすると、良くない反応が起きる。一つひとつのプレーを大事にこだわりながらやる必要がある。厳しい環境でやれているのは良いことだと思っている」
名門でしか体感できない刺激的な日々を明かす冨安だが、「アーセナルで学んでいることに還元できる部分もある」と自身の経験を代表の成長にも繋げていきたいと意欲も示す。
こうした意識を持ち、今回の代表活動にも参加する冨安を擁して、オマーンとの雪辱戦に挑む日本。勝てば他会場の結果次第で2位浮上があり得る一方、敗れると4位転落の恐れもはらむ。
今節の結果で今後の日本を取り巻く状況も変わってきそうだが、冨安も改めて「また勝ち点3が必ず必要になる試合。実際、オマーンに1試合、負けてもいる」と意気込みを語っている。
「そういう意味でも、高いモチベーションで臨めると思う。でも、何事も準備のところから始まっている。できる限りのことをやって、試合のときに思い切ってプレーできる状況を作り、勝ち点3を目指したい」
2021年11月13日(土)18:55