★「正直チャンスが欲しい」自身のパフォーマンスに自信を持つMF原口元気、心身ともに充実「凄くワクワクしている」
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日本代表のMF原口元気(ウニオン・ベルリン)が13日、オンラインのメディア取材に応じた。
日本は11日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦で1-0と勝利。
日本代表のMF原口元気(ウニオン・ベルリン)が13日、オンラインのメディア取材に応じた。
日本は11日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦で1-0と勝利。予選初の連勝となり、勝ち点9に伸ばした。
3位に浮上した日本は、2位のオーストラリア代表との勝ち点差も「1」となり、窮地から少し脱した形となる。
しかし、次は折り返しの初戦。最終予選の初戦で敗れたオマーン代表とのリベンジマッチになるだけに、必勝で臨みたいところだ。
原口はオマーン戦に向けて「もちろん、今試合に出られていないので、チャンスをもらえるように練習からアピールしたいですし、次の試合に対しても凄く大きなモチベーションは個人的にも持っています」と高いモチベーションがあるとのこと。敗れたオマーン戦では先発出場も前半のみで交代となり、個人としても悔しい結果に終わったが「僕もその試合は出ていましたし、前半だけで代えられて、色々な要素が僕のモチベーションを上がる上で揃っているかなと思います」と語り、「個人的には悔しさとか、そういうものが大きなパワーになることは理解しているので、僕がモチベーション上がる要素は揃っているなと、逆に良い感じできているのかなと思います」と、心身ともに良い状態にあると自信を窺わせた。
日本はオーストラリア戦、ベトナム戦と連勝した2試合で[4-3-3]のシステムを採用。同じ中盤の構成で、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF守田英正(サンタ・クララ)、MF田中碧(デュッセルドルフ)とボランチの3枚を並べた。
しかし、オマーン戦では守田が累積警告で出場停止に。[4-3-3]を継続する場合は、必然的に1人が変更になる。ベトナム戦ではインサイドハーフで途中出場した原口は「もし[4-3-3]でやるのだとしたら、僕は凄く大きなチャンスだと思います」と語り、「中盤3枚はウニオン・ベルリンでもやっているので、僕自身、今ポジション的にはフィットする場所だと思います」と、自チームでやっていることを出せる場所だと語った。
また、「そもそもどっちでやるか分からないですが、[4-3-3]なら僕としてもやりやすさはありますし、イメージもしやすいですし、自分の特徴が出るポジションはそこだと思っているので、チャンスだと正直思っています」と、パフォーマンスを出せる自信があると言い、「どうなるか分からないので、自分は良い準備をして、来た時には結果が出せるようにします」と、ピッチに立つことを想定して、準備に勤しむとした。
ウニオン・ベルリンは、[3-4-1-2]というシステムで、中盤3枚で戦っており、インサイドハーフやトップ下の様なポジションを務めている。
ボランチを主戦場とする現在の3人よりも、攻撃性能を持ち合わせる原口。違いを出せるポイントについては「走力ですかね。自分の持ち味が出るとしたらそこなので、ボック・トゥ・ボックスでやらせたら一番走れると思いますし、そういう試合展開になれば、僕の良さが一番出るかなと思います」と、攻守にわたってピッチの広いゾーンでプレーできることができるとコメント。「勘違いされて欲しくないのは、それだけで試合に出ているわけではないですし、ちゃんと繋ぎの部分でもウニオンではやっています。正直、今そのポジションで出るとしたら、パフォーマンスを出せる自信はあるので、正直チャンスが欲しいと思っています」と、ビルドアップも当然やっているとし、違いを出せると自信があるようだ。
また、[4-3-3]にしたことでビルドアップは上手くいっていても、ゴール前が手薄になっているという課題を日本は抱えている。その点も解消できるだろうと語る原口。「ウニオンでプレーしていて、3枚ボランチの様な形でやっていますが、時間によってはトップ下に入ってプレーしているので、そこら辺の使い分けは特徴になるかなと思います」とし、「個人的には面白いプレーをしているなと思うんですが、日本の方はあまり見たことがないと思うので、それをここでも出せれば面白いと正直思っています」と、ブンデスリーガで見せている自分の特徴を、代表でも出せれば良いと語った。
また、原口はビルドアップが全てではないとコメント。「ポイントは立ち位置だとは思います。ただ、ビルドアップが上手くいっているからといって点が取れるわけではないです」と語り、サウジアラビアを例に出して自身の見解を語った。
「サウジアラビアの様に、ビルドアアップに人数をかければ、ボールは回りますが、ゴール前に人数が足りなくて意味がなくなります」
「サウジアラビは人数かけてビルドアップは上手いですが、ゴール前は人が少ないので、そんなに危険なシーンを作れなかったり、一見サウジが押している様に見えて、危険なシーンはなかったと思います」
「なので、ビルドアップに人数をかけているから上手くは回るかもしれないけど、ゴール前で迫力がなくなっても意味はないので、そのバランス。ボランチ3枚があまりにもビルドアップに比重がいってしまうと、1トップやFWの選手へのサポートが少なくなるので、そこら辺のバランスは凄く大事だなとベトナム戦なども見ていて思っていました」
ビルドアップで完結するのではなく、最終的にはやはりゴールに繋げなければ意味がないと語る原口。豊富な運動量、そして攻撃でも守備でもエネルギーを持ってプレーでき、特にインサイドでのプレーを続けてきている原口には見えているものがあるようだ。
そして4年前の最終予選も経験している原口は、当時の様なエネルギッシュなプレーについては「正直同じ様なプレーはできると思っています」とコメント。「自分のことは凄く自分が一番分かっていると思っていて、今はコンディション的にも、気持ち的にも凄く良い状態です。なので、同じ様なプレーが今はできると思っていて、個人的には凄くワクワクしています」と、自分の力を最大限発揮できるとした。
また「結構キーポイントになる試合はサッカー人生であるんですが、そういった試合を今はやりたいと思っています」と、キャリアにおいて重要な試合はいくつか存在するとし、「サッカー人生でポイントとなる試合は多々ありましたが、日本代表でもそういう試合を久々にしたいですし、ポジションを奪っていく様なパフォーマンスを出せる様な試合を久しぶりにやりたいと思っています。出られれば、個人的には状態が良いので、そういう試合をするチャンスだと思っています」と、出れば期待に応えられる自信があると最後まで意気込みを。
2021年11月13日(土)18:48