★ミトロビッチの土壇場弾でセルビアが本大会行き決定!ポルトガルは2大会ぶりのPOへ《カタールW杯欧州予選》

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カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選・グループA最終節のポルトガル代表vsセルビア代表が14日に行われ、1-2で勝利したセルビアが2大会連続3度目の本大会出場を決めた。

勝利した方が本大会出場を決める勝ち点17で並ぶ首位ポルトガル(得失点差4)とセルビアの頂上決戦。

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カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選・グループA最終節のポルトガル代表vsセルビア代表が14日に行われ、1-2で勝利したセルビアが2大会連続3度目の本大会出場を決めた。

勝利した方が本大会出場を決める勝ち点17で並ぶ首位ポルトガル(得失点差4)とセルビアの頂上決戦。

11日に行われたアイルランド代表戦を痛恨のゴールレスで終えたポルトガルは、その試合のスタメンからC・ロナウド、ダニーロ、GKパトリシオ以外の8人を変更。3トップにベルナルド・シウバ、C・ロナウド、ジョタを据え、中盤はレナト・サンチェス、ダニーロ、モウティーニョを起用。最終ラインにはカンセロ、フォンテ、ルベン・ディアス、メンデスと並べた。

一方、11日に行われた国際親善試合でカタール代表に4-0と快勝したセルビアは、その試合のスタメンからジブコビッチ、ルキッチ、S・パブロビッチ以外の8人を変更。最前線にヴラホビッチ、トップ下にタディッチを据えた[3-5-1-1]の布陣を採用した。

試合はホームチームが開始早々にスコアを動かす。2分、最終ラインでパスを受けたグデリにハイプレスをかけたベルナルド・シウバがボールを引っかけると、こぼれ球を拾ったレナト・サンチェスがそのままボックス内まで持ち上がりシュート。これがゴール右に突き刺さった。

先制を許したセルビアは、失点後から積極的なハイプレスを仕掛けてポルトガルのビルドアップを封じる。すると12分、ミリンコビッチ=サビッチのパスをボックス中央左寄りの位置で受けたブラホビッチがワンバウンドしたボールを見事な左足の反転シュートで合わせたが、このシュートは右ポストに弾かれた。

その後も果敢なハイプレスを仕掛けるセルビアに押し込まれる時間の続くポルトガルは、33分に失点する。コスティッチの左クロスをブラホビッチが左足ボレーで狙うと、相手DFに当たったこぼれ球を拾ったルキッチの落としを受けたタディッチがペナルティアークから左足一閃。このシュートがGKパトリシオのファンブルを誘うと、そのままゴールラインを越えた。

追いついたセルビアは、43分にもS・パブロビッチのスルーパスで抜け出したブラホビッチがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドでゴールが認められなかった。

迎えた後半、セルビアはグデリを下げてミトロビッチを投入。立ち上がりから一進一退の展開が続く中、ポルトガルは64分にモウティーニョとベルナルド・シウバを下げてパリーニャとブルーノ・フェルナンデスをピッチに送り出した。

その後も互いに決定機がないまま時間が経過。セルビアは83分にコスティッチの左クロスを走り込んだミトロビッチが頭で合わせたが、ヘディングシュートは枠の右に外れた。

勝ち越しを狙うポルトガルは、84分にジョタとレナト・サンチェスを下げてフェリックスとネヴェスを投入。しかし、再びスコアを動かしたのはアウェイチームだった。

90分、セネガルはショートコーナーで変化をつけたタディッチの右サイドからのクロスをファーサイドのミトロビッチがヘディングシュート。叩きつけたボールはGKパトリシオの手を弾きゴールネットに吸い込まれた。

結局、これが決勝点となりセルビアが勝利。アウェイでポルトガルを下したセルビアが逆転で首位に立ちカタールW杯出場をを決めた。

また、同時刻開催となったルクセンブルク代表vsアイルランド代表は0-3でアイルランドが勝利している。

◆グループA最終順位
(勝ち点、得失点差)

1.セルビア 20pt +9
――本大会出場――
2.ポルトガル 17pt +11
――PO進出――
3.アイルランド 9pt +3
4.ルクセンブルク 9pt -10
5.アゼルバイジャン 1pt -13

2021年11月15日(月)6:55

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