バイエルンのなでしこジャパンDF熊谷紗希が古巣戦での勝利を振り返った。
17日、女子チャンピオンズリーグ(WCL)グループD第4節でバイエルンはリヨンをホームに迎えた。10日に行われたアウェイでの試合は、1-2と逆転負けを喫していたため、この一戦では勝利が必須。古巣戦対戦となった熊谷も、アウェイ戦に引き続き先発出場を果たす。
前回対戦時とは異なり、バイエルンが押し込む展開を見せる中、均衡を破ったのは熊谷だった。ゴールレスで迎えた69分に右CKを獲得すると、キャロライン・サイモンのクロスに頭で合わせ、待望の先制点を奪取。これが決勝点となり、バイエルンに大一番での勝利をもたらした。
熊谷は自身のインスタグラムでゴールを祝福される写真を投稿し、チームの戦いぶりを称賛。古巣戦を大いに楽しめたと、以下のようなキャプションを添えた。
「昨夜のチームのパフォーマンスは素晴らしかったです。このチームの一員であることを誇りに思います」
「最高の舞台楽しめました!さぁ、連戦もあと1つ。またいい準備をして次に臨みたいと思います」
グループ2位のバイエルンは、この勝利で首位のリヨン(勝ち点9)に2ポイント差まで肉薄。21日にはリーグ戦でイェーナとの一戦を控えている。
19日に発表されたなでしこジャパンのメンバーにも選出された熊谷。日本代表として25日にはアイスランド女子代表戦、29日にはオランダ代表戦と対戦予定だ。
両国もすでにメンバーが発表されており、バイエルンのチームメイト、アイスランド代表DFグローディース・ヴィッゴースドッティルやオランダ代表FWリネト・ベーレンスタインらが選出されている。
池田太監督率いる新生なでしこジャパンでも守備の、そしてチームのリーダーとして大きな期待が寄せられている。
【写真】古巣相手の決勝点、チームメイトから祝福される熊谷