大宮アルディージャは5日、霜田正浩監督(54)との契約更新を発表した。
霜田監督は、JFL時代の徳島ヴォルティス(大塚製薬徳島ヴォルティス)のコーチとして指導者のキャリアをスタート。京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)ではユースやジュニアユースの監督を務めたほか、強化部長補佐も務め、FC東京でも強化部長補佐やヘッドコーチを務めた。
その後、関東リーグ時代のY.S.C.C.横浜で監督を務め、ジェフユナイテッド市原・千葉ではトップチームのコーチとヘッドコーチを歴任。2009年に日本サッカー協会(JFA)に入ると、技術委員長や日本代表のナショナルチームダイレクター、アンダー世代の監督などを務めた。
2017年にはシント=トロイデンでコーチを務めると、2018年1月にはレノファ山口FCの監督に就任。2021年1月からはベトナムのサイゴンFCのアドバイザーを務めると、2月に監督に就任したが、3月には解任されていた。
今年6月には、成績不振で解任された岩瀬健前監督の後任として監督に就任。第17節終了時点で勝ち点11の21位と降格圏に沈むチームを率いると、就任3試合で勝ち点5を獲得。後半戦の21試合は、6勝8分け7敗の成績を残し、25試合で勝ち点31を積み上げてチームを残留へと導いていた。
攻撃サッカーを掲げ、シーズン終盤には得点力も上昇した一方で、終盤に失点をして勝ち点を掴めない苦しい時期があった中、5日に行われた最終節のザスパクサツ群馬戦では3-1で勝利を収め、16位でシーズンを終えていた。
霜田監督は「今日から変わっていく」と試合後のセレモニーで語っていたが、改めて決意を新たにした。
「大宮アルディージャを愛する皆さまへ。苦しいシーズンを皆さんと乗り越え、来年も一緒に闘えることを誇りに思います。僕らは今年の悔しさを絶対に忘れず、新しい大宮アルディージャを作っていかなくてはいけません。皆さまが大宮アルディージャを誇りに思ってもらえるよう、感動と情熱をきちんと伝えられるよう、魂の伝わる試合をしたいと思っています」
「その熱を持っている選手たちと闘えるチームを作っていきたい、一つ上の舞台に上がれるよう土台をしっかり作りたい。そして、選手とチームを成長させながら強くて魅力的なチームを作っていきたいと思います」
「また来年もNACK5スタジアム大宮に最高の雰囲気を作ってください。その空気に相応しい試合をお見せできるよう、新しいチームを作りたいと思います。また来シーズンもご支援ご声援をよろしくお願いします」
【動画】チームを残留へと導くキャプテン三門雄大の絶妙ミドル炸裂!!