★佐々木匠が20年過ごした仙台を退団…J3降格の愛媛へ移籍「20年間本当にありがとうございました」
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愛媛FCは6日、ベガルタ仙台からMF佐々木匠(23)が完全移籍加入することを発表した。
仙台の下部組織出身の佐々木は、2016年にトップチームに昇格し、クラブ史上最年少の16歳3カ月でのベンチ入りを果たした。
愛媛FCは6日、ベガルタ仙台からMF佐々木匠(23)が完全移籍加入することを発表した。
仙台の下部組織出身の佐々木は、2016年にトップチームに昇格し、クラブ史上最年少の16歳3カ月でのベンチ入りを果たした。
仙台の至宝とも呼ばれたが、その後は徳島ヴォルティスやカマタマーレ讃岐、レノファ山口FCへ期限付き移籍。2020年に復帰するも、この2年間でリーグ戦の出場は16試合にとどまった。
新天地として選んだのは、J3へ降格した愛媛。J1から一気に2ステージダウンの移籍となるが、佐々木はクラブとともにJ2昇格を果たす意気込みを語った。
「この度愛媛FCに加入することになりました。チームの目標であるJ2復帰のために全力でプレーします。みんなで上に這い上がりましょう。応援よろしくお願いします」
一方、アカデミー時代から20年在籍した仙台に向けては心残りがあると正直に告白。また、今後の仙台を支えていくアカデミーの選手に向けてエールを送った。
「このたび、愛媛FCに完全移籍することとなりました。ベガルタ仙台にはアカデミー時代を含め、20年お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。心残りなのは、超満員のユアスタで仙台を引っ張る太陽となり、再昇格させることができないままチームを離れること。小さいころの自分に夢を与えてくれたこのクラブにもっとプレーで恩返しをしたかったですし、アカデミーの子どもたちの目標にもなりたかったです」
「チームを離れることになり、さびしいですが、ファン、サポーターのみなさんに必ず成長した姿をお見せします。選手という立場ですが、小さいころからのベガルタサポーターとしてベガルタ仙台のJ1復帰を心から願っています。またお会いましょう」
「最後にアカデミーのみんなへ。このクラブがもっと強くなるために必要なのは、自分のすべてを捧げることのできるクラブ愛を持った選手です。さまざまな進路がありますが、みんなには可能性があり、トップチームで活躍しなければならない選手です。ベガルタ仙台が好きなら迷わず、努力し続けて上を目指してください。ベガルタ仙台に関わるすべてのみなさん、20年間本当にありがとうございました」
2022年1月6日(木)17:35