元日本代表MF中村憲剛氏が日本代表MF守田英正の成長を喜んだ。
日本は27日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で中国代表と対戦。PK獲得も含めて2得点分の活躍を披露したFW伊東純也がマン・オブ・ザ・マッチに輝いたものの、それに負けない輝きを見せていたのが守田だ。
中村氏は、守田が効いていたシーンとして前半39分のプレーをチョイス。MF田中碧のパスをボックス手前で受けた守田がダイレクトのヒールパスをFW南野拓実に送った場面。南野のシュートは惜しくも相手DFにブロックされたものの、守田がチャンスを演出した。
中村氏はこのシーンについて、「こういう守田はあまり見たことない」と評価。一緒にプレーした川崎フロンターレ時代は「アンカーだった」とポジションの違いは考慮したうえで、「技術もアイデアもあったんですけど、なかなか発揮する機会がなかった。ポルトガルに行ってボランチもボックストゥボックスでやることで、ゴールにより近いプレー、アイデア。日頃からこういうイメージでやっていないと咄嗟に出ないので、ここはすごく面白い」とし、「田中碧がボールを持った瞬間に、守田の中では南野にヒールで出すのがある程度決まっていたのかもしれない」と見解を示した。
さらに、伊東がPKを獲得した場面での起点となったMF遠藤航への守田の楔のパスについても、「外が空く」きっかけになるために「良かった」と評している。
最終予選の後半戦になるにつれてなくてはならない存在へとなってきている守田。その活躍は中村氏も非常に高く評価しているようだ。
【動画】中村憲剛氏の解説付き!守田英正の意外性光るヒールパス