★「もう大丈夫」体調不良で中国戦欠場の浅野拓磨、サウジアラビア戦へ固い決意「やったるぞという気持ち」
©超ワールドサッカー
29日、日本代表のFW浅野拓磨(ボーフム)がメディアのオンライン取材でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選について語った。
27日に行われた中国代表戦で2-0と勝利した日本。
29日、日本代表のFW浅野拓磨(ボーフム)がメディアのオンライン取材でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選について語った。
27日に行われた中国代表戦で2-0と勝利した日本。最終予選4連勝とし、2位をキープした。
2月1日に行われるサウジアラビア代表戦でも勝利が必要な日本は、28日から再び活動をスタートした。
浅野は中国戦当日に体調不良を訴えメンバー外となっていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染してはいなかった。
現在の体調は「もう大丈夫です」とコメント。「前日から鼻が出るというのはちょっとありましたが、体調が悪いと思っていなかったです」と語り、「チームに伝えたのは当日でした。ノドの違和感と、鼻がダラダラ出ていました」と経緯を明かした。
メンバー外となった中国戦については「まずチームの和を乱すことになったことは申し訳ないと思いましたし、試合当日にそういうことになってしまったので、申し訳ないという気持ちと、自分自身に悔しさを感じました」と語り、「どうすることもできないですが、チームの一員であることは変わりないので、画面越しに全力で応援していました」と、テレビでしっかりと応援したと語った。
内容については「リアルタイムで実況ありで見ていることが久しぶりの感覚で、新鮮な気持ちでした」と語った浅野。「PKで1点とって、間違いなく油断はできないですが、優位に進められる時間帯であったと思うので、得点を取ることも大事ですし、もっと向上しなければいけないところですが、勝ち点3を取るために何が必要かを常に冷静になる必要があります」と、得点が奪えなかったものの、チームとして落ち着いてプレーすることが大事だとした。
「試合を見ていてもピッチの中で焦っていることは感じられなかったですし、自分たちのペースでもう1点取れればというのは間違い無くありますが、自分たちのプレーが100%やっていければと思いますし、できていたと感じました」と見ていても手応えを感じたとし、「攻撃陣で、ゴールへ向かう姿勢、オプションを増やすこと、クオリティを上げることは必要ですが、それ以外は落ち着いて戦えたかなと思います」と、得点が奪いきれなかったことは課題だとした。
サウジアラビア戦に向けた28日のトレーニングから復帰した浅野。前回アウェイでの試合は先発出場していた。
サウジアラビア戦については「戦術どうこうの前に環境の厳しさ、表現する難しさを感じていました」と語り、「今回は全く違う試合になるかなと。相手の能力に違いはないですが、ホームでできますし、全く違った環境、天候だと思います」と、環境面は全く違うとした。
また「違う1試合としてチームとしてイメージを合わせることが大事だと思います」と語り、「前回の試合で相手の強み、サイドバック、サイドハーフが前に来ることは分かっているので、その裏をサイドの選手が突くことでチャンスが生まれると思うので、攻撃陣の1人として常に意識していく必要はありますし、そこはチームとして合わせていけるかなと思います」と、狙いどころもある程度把握していると語った。
浅野の言う環境の違いとは「まずは暑さ。気温と湿度は、自分たちが普段やっている環境とは全く違う中で、3日ぐらい準備しましたが、準備期間より試合ではさらにキツく感じました」と、気候の違いが想像を超えていたとコメント。「予想を遥かに超えた厳しさを感じたと思います。あの試合の敗因の1つでもあるとは思います。そこが1つクリアになると今回は思います」と、今回は慣れた環境でやれることはアドバンテージだとした。
改めてサウジアラビア戦への意気込みについては「前の試合に出られなかったのは悔しい気持ちが募っているので、次の試合に向けて、前の試合の分も含めて良い準備をして、自分にチャンスが回ってきたら勝利に導く気持ちはあるので、やったるぞという気持ちは常に持っています」とコメント。オーストラリア戦ではオウンゴールを誘発するプレーを見せてチームを勝利に導いたが、今回も同じ埼玉スタジアムで輝けるかに注目だ。
2022年1月29日(土)14:10