★練習回避も「問題ない」と語る中山雄太、左SB争いに「ライバルがどうこうというより自分の成長」
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日本代表DF中山雄太(ズヴォレ)が、ポジション争いに改めて意気込んだ。
日本代表は、2月1日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦する。
日本代表DF中山雄太(ズヴォレ)が、ポジション争いに改めて意気込んだ。
日本代表は、2月1日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦する。
現在首位のサウジアラビアに対し、必勝が求められる日本代表は、中国代表戦後から再スタート。大一番に向けて調整している。
30日、中山がメディアのオンライン取材に応対。負傷により29日のトレーニングは回避したが「もう問題ないです」と、大事に至っていないことを明かした。
27日に行われた中国代表戦では途中出場で伊東純也(ヘンク)のゴールをアシストした。「まずは結果を残せたこと、チームを楽にできたことは良かった点だと思います」とアシストを振り返り、「アシスト自体は伊東選手が決めてくれたものなので、結果として結果が出て良かったです」と、結果を残せたことを喜んだ。
左サイドバックの人選については多くの意見が出ており、長友佑都(FC東京)のきように疑問を持つ声も多く、中山の待望論も上がっている。
アシストという数字を残した中山だが「僕自身まだ最終予選始まってスタートから出ていないことは、悔しい部分と、自分に足りないものがあるから実現していないと思うので、日々そこを埋めて、実現できるかどうかをもがいているところです」とコメント。「ライバルがどうこうというより、自分がさらに成長して、結果としてチームの総合力につながると思いますし、自分の成長に繋がるので、日々取り組んでいます」と、ポジションを争う長友ではなく、自分に矢印を向けて行きたいと語った。
クラブでは再びセンターバックとしてプレーしている中山だが、その中でもサイドバックとして生かせることはあるという。
「僕自身は起こることは全て良いことも悪いことも繋がっていると思います。その状況下に置かれている自分にどう課題を置いているかです」
「前ならネガティブになっていましたが、ポジションがどうということもありますが、今は3バックの真ん中ですがサイドバックに向けてのことも取り組めていると思います」
その中でも徐々に出場時間は増えている状況。自身としての手応えは「手応えで言えば、日々やっていることがしっかりと増えてきて、しっかりと試合の中で出せているというのが今は感じている手応えに繋がっていると思います」とコメント。途中出場しかないことについては「使っていただいてありがたいということと、任された時間でしっかりと自分のタスク、証明しなければいけないことを意識することプラス、スタメンじゃないので満足はしていないですし、スタメンで出たいことは当たり前ですが、僕がもっと上手くなればスタメンになれると思うので、途中出場に対して思うことはないです」とし、まずは自分を磨くことが大事だとした。
自分が伸ばすべきポイントについては「全てだと思います」と語る中山。「今スタメンで出れたとしてもそこで満足することはなく、10個のうち9個良くても1個のミスを気にするタイプ」と、完璧を常に求めるタイプだとコメントした。
スタメンについても「日々スタメンを勝ち取るということは持っていることですが、そこは結果でしかないので、日々成長して結果としてスタメンになっていれば、自分にとってプラスだと思いますし、スタメンじゃなくてもプラスしかないので、そういう気持ちで日々取り組んでいます」と、自分の成長が大事だとコメント。「捉え方によってはスタメンに貪欲になっていないと思われがちですが、スタメンは結果でしかない状況なので、そこをいかにどう自分に手繰り寄せるかは日々の行動でしかつながらないと思います。その意識でやっています」と日々の積み重ねだとした。
次戦のサウジアラビア代表戦は、W杯出場に向けて大事な一戦となる。「僕はアウェイではベンチで見ていましたが、立ち上がりサウジがあまり良くなかったですが、アクションを持ってディフェンスしたシーンではボールを奪えて、ショートカウンターもできていました」と前回対戦を分析。「僕らがアクティブな守備というよりは、スライドする守備で相手がボールを握る時間帯で、向こうは特徴を出しやすかったです。僕たちがアクションを起こしてディフェンスをする、マイボールの時間を長くすれば特徴を消せるので、そこが大事だと思います」と攻略法を語った。
2022年1月30日(日)13:30