★【日本代表プレビュー】10月のリベンジへ! 選手を入れ替え左サイドを活性化させられるか/vsサウジアラビア代表【カタールW杯最終予選】

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1日、日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第8戦、サウジアラビア代表戦をホームで戦う。

最終予選初戦のオマーン代表戦をホームで落とし、不安が過ぎるスタートを切った日本。

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1日、日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第8戦、サウジアラビア代表戦をホームで戦う。

最終予選初戦のオマーン代表戦をホームで落とし、不安が過ぎるスタートを切った日本。10月にはサウジアラビアにもアウェイで敗れ、窮地に立たされることとなった。

その後、4連勝を収め、1月27日の中国代表戦でも2-0で勝利を収めて2位をキープ。7大会連続でのW杯出場に向けて、今回の対戦も勝利が必要となる。

◆10月のリベンジで王手をかけられるか
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吉田麻也(サンプドリア)、冨安健洋(アーセナル)と主軸CBが負傷により招集外となり、不安の声も上がっていた中、中国戦では谷口彰悟(川崎フロンターレ)、板倉滉(シャルケ)が最終予選でデビュー。相手の稚拙な攻撃もあった中、しっかりとパフォーマンスを発揮してクリーンシートに抑えた。

しっかりと結果を残した日本代表だが、今回のサウジアラビア戦がW杯出場に向けて非常に大きな一戦となる。

無敗でグループ首位に立つサウジアラビアとは勝ち点差が「4」。今回勝利しても順位が入れ替わることはないが、W杯出場に王手をかけることができる。

森保一監督は「非常に強敵との対戦ですが、我々が持っている力をフルに発揮し、明日はホームで連勝を収めるべく、今日の練習でもしっかりと準備して向かっていきたいと思っています」とコメント。全力で戦っていく必要があると語った。

試合のポイントとしては「積極的に試合を進められたら」と語った森保監督。「我々にも非常に良い選手が揃ってますし、一人一人の力を100%発揮し、チームとして組織的に力を発揮すれば、相手を上回れる」と自信を窺わせた。

中国戦では体調不良で欠場した浅野拓磨(ボーフム)も問題ない状況。トレーニング中に足を痛めた中山雄太(ズヴォレ)も問題なく復帰しており、全員が万全の状態で臨める。森保監督がサウジアラビアを上回るために誰を送り込むのか。采配にも注目だ。

◆勝てばW杯出場決定

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対するサウジアラビアは、前述の通り勝てばW杯出場が決定する。アジアでのライバル相手に、アウェイで勝利を収めて目の前でW杯出場を決めたいところだろう。

エルヴェ・ルナール監督は「現状はもしかしたら日本は本当の状態を反映していないのかもしれない」と警戒。「明日の試合はビッグゲームになる」と日本との大一番へ意気込んだ。

ただ、今予選3得点のFWサレー・アル=シェフリが不在。また、6試合に出場していた主軸のMFサルマン・アル=ファラジがケガで不参加となっている。

ルナール監督は「アル=ファラジは非常に良い選手で、アジアで最も優れた選手の1人。彼がいないのはもちろん難しいが、なんとかしないといけない」と、手負いの状況であることを認めた。

それでも「我々は誰が欠けても一貫して強いプレーをしなければならない」と、これまで通りの戦い方をしっかりと表現したいと語った。

サウジアラビアはこれまでの日本との試合でもポゼッションを高め、少ないチャンスでゴールを奪いにくる。アウェイでの一戦も、ポゼッションはしており、サイドを使って攻撃してきたが、結局ゴールを奪ったのは日本のミスから生まれた1つのチャンスだった。

隙を見せれば仕留めるというものはこれまでも見せてきたサウジアラビア。必勝ではないだけに、引き分けもよしとしながら今回の一戦でも虎視眈々と隙を狙ってくるだろう。

◆予想スタメン[4-3-3]

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GK:権田修一
DF:酒井宏樹、谷口彰悟、板倉滉、中山雄太
MF:田中碧、遠藤航、守田英正
FW:伊東純也、大迫勇也、前田大然
監督:森保一

W杯に向けた大一番。日本代表のスターティングメンバーは中国戦が踏襲されると見て良いだろう。

まず守護神だが、ここはGK権田修一(清水エルパルス)で間違いない。中国戦はほとんどプレー機会はなかったが、落ち着いてビルドアップをすることもできていた。今回も攻撃の起点となるビルドアップを含め、守護神としてまずはゼロに抑えたい。

最終ラインは右サイドバックはDF酒井宏樹(浦和レッズ)が入るだろう。デュエルの強さ、そして日本のカギになりつつある右サイドの攻撃を活性化させるパフォーマンスを見せてもらいたい。

そして大きな話題となっている左サイドバックだが、DF中山雄太(ズヴォレ)と予想する。DF長友佑都(FC東京)の起用に疑問符がつけられているが、長友云々ではなく、中山がサウジアラビア戦では生きると予想。ポゼッションしてくる相手に対し、裏のスペースを使いたい日本としては中山のフィード力を生かしたい。また、サイドを抉ってのクロスもあげやすい左利きだ。中国戦では結果を出しており、ポジショニングの良さを考えても、中山を推したい。

CBは、DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)とDF板倉滉(シャルケ)と予想する。中国戦では違いの良さを出し、良いコンビネーションを見せていた。確実に中国よりもレベルは上がるが、落ち着いた対応力をしっかりとみせ、攻撃面での貢献にも期待したい。

その他、アンカーにはキャプテンに任命されたMF遠藤航(シュツットガルト)が入り、インサイドハーフにはMF田中碧(デュッセルドルフ)、MF守田英正(サンタ・クララ)が継続して入るだろう。中国戦でもさらに良さが出ており、攻撃面や立ち位置の反省をサウジアラビア戦で見せてもらいたい。後半からは、中国戦同様に[4-2-3-1]に変えるのもありだろう。

前線は右にMF伊東純也(ヘンク)は変わりない。3試合連続ゴール中の勢い、そしてヘンクでの動きを生かし、4戦連発を期待したい。

そして左サイドだが、FW前田大然(セルティック)を推したい。中国戦は1トップとして途中出場。動き出しの良さを見せた。さらに前田の大きな武器は前線からのプレス。相手からボールを奪って、ショートカウンターでもチャンスは作れる。さらに裏に抜けるという動きを含めて、サウジアラビア戦でも生きるだろう。

1トップにはFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)が入るだろう。縦パスを受け、ボールを収めるという姿勢を見せて欲しいところ。連係面も高まっており、クロスからのゴールも期待したい。ショートカウンターでも生きるはずであり、2戦連発を期待したい。

森保監督は「まずは我々がアグレッシブに仕掛けて相手のゴールに向かっていくというところ、素早く攻めるということと、我々がボールを握りながら相手の守備を崩していく」とコメントしている。どこまで想定通りに戦えるか。また、想定通り進まなかった時にどう対応するのか。采配にも注目だ。

サウジアラビア戦は1日の19時10分にキックオフ。試合はDAZNで配信され、18時40分から解説に佐藤寿人、ゲストに岡田武史氏が登場。裏実況では中村憲剛氏、そして矢部浩之氏が登場する。また試合直後には『THE REVIEW』として、試合の分析も行われ、佐藤氏と中村氏、矢部氏が試合のポイントを徹底解説する。

2022年2月1日(火)15:00

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