バイエルンに所属するなでしこジャパンのDF熊谷紗希が絶好調だ。
女子ブンデスリーガ第15節、首位に立つバイエルンはホームにケルンを迎えた。熊谷紗希はフル出場を果たし、ケルンのMF平野優花は負傷の影響でベンチ外となっている。
試合開始前には、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナに対して連帯の意を示すため、両チームの選手が青と黄色のトラックジャケットを着用して1分間の黙とうをささげた。
良い入りを見せたケルンの前にゴールレスで前半を終えたバイエルンだったが、後半に攻撃力が爆発。FWリー・シュラーのハットトリックを含めて大量リードを奪うと、アディショナルタイムにはセットプレーから熊谷にもゴールが生まれる。
敵陣右サイドでFKを獲得すると、DFキャロライン・サイモンの左クロスをファーサイドでヘディング。マーカーを物ともせずに空中戦の強さを見せ、逆サイドへと沈めた。
1日に行われた女子DFBポカール準々決勝のイエナ戦でもヘディングでゴールを奪っていた熊谷は、これで2試合連続得点を気記録し、リーグ戦でも3点目。公式戦では女子チャンピオンズリーグ(WCL)のリヨン戦での決勝点を含め、5得点目となっている。
熊谷は試合後、自身のインスタグラムを更新「ケルンに6-0で勝利しました。そしてセットプレーから1得点。どんどんゴールを狙っていきたいと思います。また次に向けていい準備を」と、さらなる得点への意欲を覗かせている。
【動画&写真】熊谷紗希の今季5点目&試合後の歓喜