★「みんなの思いも背負って」オーストラリア戦に臨む中山雄太、準備がカギに「最高の準備をして試合に臨めたら」
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日本代表のDF中山雄太(ズヴォレ)がオンライン取材に応じた。
カタール・ワールドカップ(W杯)出場を目指す日本代表は、アジア最終予選でオーストラリア代表、ベトナム代表と対戦。
日本代表のDF中山雄太(ズヴォレ)がオンライン取材に応じた。
カタール・ワールドカップ(W杯)出場を目指す日本代表は、アジア最終予選でオーストラリア代表、ベトナム代表と対戦。24日に行われるアウェイでのオーストラリア戦に勝利すれば、7大会連続7度目のW杯出場が決まる。
今回はヨーロッパ組や国内組がバラバラで現地オーストラリアに集合。試合前日にしか全員が集まることができないという厳しいスケジュールとなっている。
中山は21日に現地入り。自身のコンディションについては「僕自身、体調はバッチリで、心身ともにバッチリの状態で代表に合流できたと思います」とコメント。大一番に向けた心境については「勝って出場権を獲得することに気持ちを強く持っていますし、勝って決めるという一心を持って戦いたいと思います」と、この試合でW杯の切符を掴むとした。
ここまでは途中出場での出番が主な中山。「途中出場が今まで多いですけど、今までの活動でも話した通り、スタメンを狙っていることは大前提です」と、スタメン奪取を目指すことは変わらないという。また、「役割としてはビルドアップ、自分自身にかけている課題は攻撃参加も意識していたので、安定感はチームにもたらせなければいけないです」と、やるべきことに変わりはないとした。
その左サイドバックでレギュラーのDF長友佑都(FC東京)は今季左サイドバックとしてフル出場はなし。右サイドバックで起用されている。
さらに右サイドバックのDF酒井宏樹(浦和レッズ)が事態となっており、中山が左サイドバックとして出場する可能性もある。
先発出場については「僕自身が良い準備をすること、スタメンを強い気持ちを持って取りにいくことは変わらないです」と語り、「誰がというより僕が良いプレーをして勝ち点3をもぎ取る一員になれればと思います」と、どんな形でもチームの勝利に貢献したいという気持ちを強く持っているようだ。
直近の試合は出場停止でプレーしていない中山。「自チームにいる限り試合に出れなくても、自チームのことを第一に考えていました」とコメント。ただ、「代表のことを考える時間ができたとは思います。オーストラリアについて考えることは個人的にあったので、心身ともに良い準備に繋がったと思います」と、試合に出ない分、多少は日本代表のことを考えられたとした。
オーストラリアについてはホームでの試合にも出場した中山。ただ、「僕らがホームでやったオーストラリアとは別物のチームぐらい、ホームの利を生かしたり、彼らも勝つしかない状況で別のチームとして僕らに向かってくると思うので、僕自身は準備が全てだと思います」と、準備をしっかり行うことがカギだとコメント。「それが良くても上回ってくることも起きると思うので、色々な可能性を含めてしっかり準備してきたいですし、僕らも活動に来れなかった選手もいますが、オーストラリアもコロナの状況などでイレギュラーな状況だというのは見ているので、最高の準備をして試合に臨めたらと思います」と、とにかく自分たちの準備を進めることが大事だとした。
勝てばW杯が決まる一戦だが、思いを問われた中山は「そうやって聞かれると、改めて思うところはあるなと思います」と、強く意識はしていなかったとコメント。「日常で目指しているものに対して、決して普通ではないですが、改めて質問されると特別なところにいると実感します」と、改めて感じるものはあるという。
「W杯への切符を手にできるというのは夢見た舞台なので、是が非でも出たいという思いはあります」とW杯について語り、「その可能性を得られる状況に一員としていられることについては、たくさんの応援があって、家族と一緒に見て話していたので、家族も思うところがあると思います。応援してくれる人もそうですが、その人たちみんなの思いも背負って、勝ち点3を奪い取っていきたいと思います」と、自分の思いだけでなく、周りの人の思いも背負って、しっかりと結果を残したいとした。
2022年3月22日(火)11:34