★三笘薫が日本を7度目のW杯に導く! 川崎ホットラインで日本がアウェイでオーストラリアに初勝利!《カタールW杯アジア最終予選》

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24日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表vs日本代表が行われ、0-2で日本が勝利。7大会連続7度目のW杯出場を決めた。

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24日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表vs日本代表が行われ、0-2で日本が勝利。7大会連続7度目のW杯出場を決めた。

W杯の出場権を懸けた大一番。アジアの戦いも残り2試合となっている。ホームのオーストラリアは負ければ2位以内が消滅し、プレーオフで出場を目指すことに。対する日本は、勝てば7大会連続7度目のW杯出場となる。

オーストラリアは[4-4-2]のシステムとなり、ファジアーノ岡山のミッチェル・デュークとアルディン・フルスティッチが2トップに並ぶ。

対する日本は[4-3-3]のシステム。1トップにはオーストラリア・キラーとも言われる浅野拓磨を起用。右サイドバックには山根視来を起用し、CBの一角には板倉滉が入った。

大雨の中でスタートした一戦。開始27秒で日本はファーストシュートを放つ。

右からのクロスを受けた南野がボックス中央でキープし右足シュート。枠を捉えるが、GKライアンが落ち着いてセーブする。

立ち上がりから互いに強度が高い入りに。オーストラリアはブロック高い位置からプレスをかけ、日本のビルドアップを防ぎにかかる一方で、日本もプレスをかけてオーストラリアからボールを奪い、ショートカウンターを仕掛ける。

それでも日本が立ち上がりからオーストラリアゴールに迫っていくと、12分、中盤で田中がビルドアップのパスをカット。縦パスを浅野につけると、浅野は2人に寄せられながらもシュート。しかし、これは枠の左に外れる。

16分にも日本がチャンス。右サイドで持った伊東が持ち出しスルーパス。ボックス内にいた山根がターンしてクロスも、GKライアンがキャッチする。

日本は押し込み続けると19分にもチャンス。浅野が持ち出して南野へパス。さらに縦に出すと、オーバーラップした長友がクロス。しかし、GKライアンが防いでシュートは打てない。

23分にも日本はビッグチャンス自陣から遠藤が浮き球のパス。これに浅野が反応するも、GKライアンがブロック。その前に浅野はオフサイドを取られた。

オーストラリアは25分、左CKからフルスティッチがクロスを入れると、セインズベリーがヘディングで合わせにいくとGK権田と競り合いボールはゴールへ。しかし、これはファウルを取られ得点は認められない。

28分には日本が決定機。右の伊東に展開すると田中が走り込みマイナスのパス。ボックス内で南野がコントロールからシュートも、わずかに左に外れる。

さらに31分にはビッグチャンス。右サイドから伊東がクロスを送ると、ボックス中央で南野がヘディングシュート。これはゴールに飛ぶが、クロスバーを直撃しゴールとはならない。

33分にも裏への1本のパスからシュートまで持っていく。伊東が抜け出すと、ボックス内でキープ。マイナスのパスを山根がクロスし、最後は南野がヘディングで合わせるが、枠に飛ばない。

35分には一転してピンチ。シュートブロックのこぼれ球をメトカーフがミドルシュート。これをボックス内でデュークがコースを変えるが、シュートは枠の左に外れる。

ゴールに迫り続ける日本は37分にもビッグチャンス。左サイドを抜けた長友がフリーでボックス内に侵入。シュートチャンスだったが、マイナスのパスを選択。これを走り込んだ南野がシュートするも、再びクロスバーに嫌われる。

日本はハーフタイムでの選手交代はなし。オーストラリアはイエローカードをもらっていたメトカーフに代えて、ジェームズ・ジェッゴを投入する。

後半は前半とは打って変わりオーストラリアが立ち上がりから押し込む展開に。46分にはボックス手前でFKを獲得すると、日本での試合で直接FKを決めているフルスティッチが直接狙う。強烈なシュートが枠に飛ぶが、これはGK権田がパンチングで凌ぐ。

さらに48分には中盤でステンスネスのチャージを受けて遠藤がボールをロスト。そのままオーストラリアは攻め込み、持ち出したフルスティッチがボックス手前でシュート。しかし、これはゴール右に外れていく。

立ち上がり押し込まれていた日本だったが、徐々にボールを握ってポゼッションしていく。前半に比べて裏を一気に狙うことを止めた日本。逆にオーストラリアはロングボールをフルスティッチとデュークに当てて、セカンドボールを拾う2次攻撃を目指していく。

日本は64分、浅野と長友を下げて上田綺世と中山雄太を投入。上田は最終予選デビューとなる。

上田は積極的に前からプレス。オーストラリアがビルドアップできずにいると、GKライアンに戻したボールへもチャージしていく。

オーストラリアは69分にデュークとメイビルを下げて、ウルグアイから帰化したブルーノ・フォルナローリ、マルコ・ティリオを投入する。するとその直後には、上田がチャンス。パスカットの流れから、ボックス手前でパスを受けると右足一閃。シュートはゴール右に外れるが、オーストラリアをヒヤリとさせる。

日本は慎重な戦いぶりにシフト。ボールを持ちながらオーストラリアを自陣に押し込んでいくと80分にビッグチャンス。右サイドでボールを持った伊東がカットインからスルーパス。これに抜けた守田がボックス内でフリーとなると、マイナスのパスに南野が合わせるが、DFがブロックする。

日本は84分に南野と田中を下げて、三笘薫、原口元気を投入。再び運動量を増やしに行く。すると85分にボックス付近でFKを獲得。伊東のクロスに吉田が合わせに行くが、わずかに届かない。

86分には左サイドから展開し、パスを受けた伊東がボックス手前から仕掛けてシュートもGKライアンがセーブ。しかし、ドラマはその後にも待っていた。

89分、右サイドで山根がキープ。浮き球のパスを中に入れると、受けた守田がスルーパス。これに反応した山根がラインギリギリで折り返すと、逆サイドから走り込んだ三笘が右足を振り抜き、日本が土壇場で先制ゴールを奪う。

このまま逃げ切りたい日本だったが、三笘は止まらない。94分、ボックス左でボールを持った三笘は、得意のカットインから右足一閃。GKライアンが触るも、その手を弾いたシュートがラインを超えて日本が2点目。そのまま試合は終了し、0-2で日本が勝利。7大会連続7度目のW杯出場を決めた。

オーストラリア代表 0-2 日本代表
【日本】
三笘薫(後44、後49)

2022年3月24日(木)20:06

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