★デ・ヘアが監督の意図を理解できず苛立ち? スペイン代表としてW杯の道も閉ざされるか
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マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの立場が危うくなるかもしれない。スペイン『アス』が報じた。
マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの立場が危うくなるかもしれない。スペイン『アス』が報じた。
カタール・ワールドカップ(W杯)の出場が決まっているスペイン。3月のインターナショナル・マッチデー(IMD)では、アルバニア代表とアイスランド代表とのフレンドリーマッチを行った。
ルイス・エンリケ監督は、この2試合に向けてメンバーを発表した中で、GKには3名を招集。ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)、ダビド・ラヤ(ブレントフォード)、ロベルト・サンチェス(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)の3名を招集し、ラヤは初招集となっていた。
W杯に向けて選手の選考を始める監督にとっては、若い選手を手元で見るということは重要な作業だが、この招集に理解を示さなかったのがデ・ヘアだった。
ルイス・エンリケ監督は、スペイン代表メンバーを発表する前にデ・ヘアに電話をかけ、今回の招集メンバーの意図を説明。その中で、若いGKをテストしたいということを伝えたという。
しかし、デ・ヘアに近い情報筋によると、この決定を理解できなかったのか、ルイス・エンリケ監督に腹を立てているとのこと。デ・ヘアは監督の説明が納得できなかったようだ。
ルイス・エンリケ監督は「我々が話している内容は公開しない。彼がそれを公開したいと思うのであれば、それは問題ない」とコメント。デ・ヘアとの会話の内容を明かすつもりはないとしたものの、デ・ヘア本人が望むのであれば自由にして構わないとした。
デ・ヘアは、レジェンドであるGKイケル・カシージャスの後を継いで長らくスペイン代表の正守護神に君臨。しかし、2019年に入ってからロベルト・モレノ前監督時代にはチェルシーのGKケパ・アリサバラガにポジションを奪われる時期が続き、控えに甘んじた。
その後、ルイス・エンリケ監督が就任すると、一時は正守護神の座に着いたが、2020年後半からはGKウナイ・シモンの控えに。2021年のユーロ2020でもベンチに座り続け、最後にスペイン代表としてプレーしたのは2020年10月13日のウクライナ代表とのUEFAネーションズ・リーグの試合にまで遡ることとなる。
デ・ヘアは控えの位置付けに不満があるもの、ウナイ・シモンへの信頼は現時点では揺るがないだろう。デ・ヘアが外れるとなれば、スペインの3人目のGKは競争が激しくなるが、果たしてどうなるのだろうか。
2022年3月31日(木)18:15