★「今が復讐の時」ガーナサッカー協会会長、スアレスの“手”で阻まれた12年前のリベンジに燃える

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「今が復讐の時」ガーナサッカー協会会長、スアレスの“手”で阻まれた12年前のリベンジに燃える


運命とはやはりあるのだろうか。ガーナ代表が、12年前のリベンジに闘志を燃やしている。

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「今が復讐の時」ガーナサッカー協会会長、スアレスの“手”で阻まれた12年前のリベンジに燃える


運命とはやはりあるのだろうか。ガーナ代表が、12年前のリベンジに闘志を燃やしている。

1日、カタール・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会がカタールのドーハで開催された。

出場32カ国中29カ国が決定しており、各国の代表監督がドーハに集結。自国の抽選結果を見守った。

日本代表は2010年の南アフリカW杯王者のスペイン代表、2014年のブラジルW杯王者のドイツ代表と同居。非常に難しいグループに分類された。

各国の思惑がある中、ガーナも過去の因縁と直面することに。グループHに入り、ポルトガル代表、韓国代表、ウルグアイ代表と同居したが、12年前の記憶が蘇る。

2010年の南アフリカ大会。ガーナはグループDに入り、ドイツ代表、セルビア代表、オーストラリア代表と同居。グループ2位でラウンド16に駒を進めた。

そのラウンド16ではアメリカ代表に延長戦の末1-2で勝利し準々決勝進出。そこで対戦したウルグアイと再戦となるが、いわくつきの対戦となっている。

この試合、結果は1-1の引き分けに終わりPK戦の末、4-2でウルグアイが勝利しベスト4に駒を進めた。しかし、この試合の延長後半終了間際、ガーナがボックス右でFKを獲得すると、ゴール前に入れたクロスが混戦に。ガーナが押し込むと、ウルグアイもなんとかブロック。しかし、最後シュートが決まったと思ったところ、ルイス・スアレスが両手を出してセーブしたのだ。

当然このプレーは一発レッドカードが提示されたが、決まっていれば敗退していただけに決死のプレー。これで得たPKをガーナが決めて終わりだと思われたが、スアレスのセーブが生きることに。ガーナのアサモア・ギャンがPKをクロスバーに当てて失敗。その後のPK戦でウルグアイが勝利していた。

スアレスのハンドがなければ勝ち上がっていただけに、ガーナ陣営はこのプレーを非難。屈辱を受けたガーナだったが、12年越しにW杯の舞台で再戦が決定した。

今回の抽選結果を受け、ガーナサッカー協会のクル・オクラク会長が、アフリカ『BBC』にウルグアイとの再戦についてコメントした。

「今が復讐の時だと信じている」

「我々は明らかにその試合に勝ったと思っていたが、スアレスが救い出した。今回、思い出深い相手と再び対戦できることは、我々にとってとても興味深いことだ」

「我々全員が、記録を正すことが重要だ」

12年前に閉ざされたベスト4への道。そのスアレスは今も現役としてプレーし、カタールW杯にも出場する可能性が高い。両者の対決がどうなるか注目だ。

【動画】覚えてる!? 120分に起きたスアレス決死のセーブ



2022年4月4日(月)14:40

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