★「日本の基準をブラジル戦に合わせるべき」中山雄太が主張「陣地挽回やビルドアップはよくできていた」

©超ワールドサッカー
日本代表のDF中山雄太(ズヴォレ)が、ブラジル代表戦を振り返った。

日本代表は6日、国際親善試合でブラジルと対戦した。

記事全文

日本代表のDF中山雄太(ズヴォレ)が、ブラジル代表戦を振り返った。

日本代表は6日、国際親善試合でブラジルと対戦した。サムライブルーの新国立競技場での初陣に不足の無い相手に対し、日本は序盤からアグレッシブにプレー。しかし、個人で打開できるメンバーを揃えた本気のセレソンに、やはり局面での劣勢を強いられる試合となった。

それでも何とか無失点を保っていた中、77分にMF遠藤航がFWリシャルリソンを倒してブラジルにPK。これをFWネイマールに決められ、0-1の敗戦に終わった。

この試合で中山は左サイドバックでフル出場。悔しい結果だったものの、自身の課題が明確になった貴重な90分だったと振り返った。

「結果が問われる試合で結果が出せなかったのはすごく悔しいです」

「自分では何ができて何ができなかったのかははっきりしてますし、それが強豪国という世界レベルで判断できたというのは大きかったかなと思ってます」

「試合前から立ち上がりの失点は絶対無くそうというのは話してたので、数字で見れば無失点で前半を終えられたことは良かったですけど、突き詰めていくと、開始1分で危ない場面を作られているので、紙一重だったなと。やはりそういうのも無くせるようにしないと、ワールドカップで戦う場合は、もっと歓声が上がってブラジルに雰囲気を持っていかれる可能性があるので、その点は課題かなと思います」

90分を通じて日本は守勢を強いられる展開となったが、攻守の切り替えの面ではアジア勢との試合と同じような手応えを感じたと中山は語る。一方で、オーバーラップのタイミングには気を遣っていたようだ。

「陣地挽回や瞬間のビルドアップに関しては、今までのどの相手とも同じようにできた感覚があって。そこから先のクオリティやアイデアの差はすごくあったと思います。そこでゴールに迫る回数やゴールに近づく人数であったりがブラジルとのシュートの差になったのかなと」

「僕が上がることで対峙してたハフィーニャなんかは上がる時も下がる時もあって状況次第だったと思うんですけど、比較的僕が上がる位置が低くからスタートするので、彼が戻らないシーンも多かったです。ただ、もちろん僕の中でももう少し上がりたいなという気持ちはあって、だけどそれがどれぐらいのリスクになるのか明確にわかっているので、そこは周りとのコミュニケーションで解決していくかないかなと。攻撃に厚みを持たせたいというのは正直思っていたところです」

そして、10日に控えるキリンカップ準決勝のガーナ代表戦に向けては、ブラジル戦のような戦い方や考え方をスタンダードにすることが大切だと中山。ガーナ戦は目標であるワールドカップでのベスト8入りへの通過点という見方を示した。

「相手が違うので(ブラジル戦の)課題が生きるかはわからないですけど、ブラジルのような相手に対しての課題や考え方をスタンダードにしていかなければいけないなと思ってます。ガーナにはブラジルとは違った良さがあるのでアプローチの仕方が変わってくると思いますけど、どこに基準を合わせるかというとブラジルのレベルにすることが大事なのかなと」

2022年6月7日(火)17:20

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
日本代表、北朝鮮代表戦の地上波テレビ放送、ネット配信の予定は? キックオフ時間、無料視聴方法を紹介
日本代表に復帰した小川航基、相馬勇紀、橋岡大樹…森保一監督が理由を語る「パフォーマンス、結果をもとに」
オランダで躍動する小川航基が2019年以来の日本代表入り! 北朝鮮戦に向け長友佑都がカタールW杯以来の招集、伊東純也は招集見送り【2026W杯アジア2次予選】
日本代表招集に影響は? 守田英正がELの遠征から外れる…空港に向かうバスで発熱、練習では頭部に打撃も
中山雄太が今季絶望…ハダースフィールド指揮官がヒザの内側側副じん帯損傷と明かす「本人はがっかりしている」
戻る
© livedoor