ワトフォードの元イングランド代表DFダニー・ローズ(32)が古巣トッテナムでトレーニングを行っていることが判明した。イギリス『サン』が伝えている。
ローズは昨夏の加入時にワトフォードと2年契約を結び、両者の契約は2023年夏まで残っている。
しかし、同選手は数日前から古巣トッテナムのトレーニングに参加しており、12日にはU-21チームと共に、エンフィールド・タウンとのフレンドリーマッチに出場していた。
イギリス『ワトフォード・オブザーバー』によると、今夏のワトフォード退団を望むローズは、クラブからオーストリアへのプレシーズンツアー不参加を許可されているという。
そして、古巣にコンディション維持のためのトレーニング参加を打診したところ、トッテナムがその申し出を受け入れる形で、異例のトレーニング参加に至った模様だ。
なお、ローズはニューカッスル移籍の際に、「トッテナムのファンの前でもう1度プレーしたい」と語っていたが、U-21チームでの今回の試合参加を通じて、その夢が少なからず叶う形となった。
2007年にリーズ・ユナイテッドからトッテナムに加入したローズは、ワトフォードやブリストル・シティ、サンダーランドでの武者修行を経て、2013-14シーズンからトップチームに定着。
以降は度重なるケガに悩まされながらも、高い身体能力と攻撃力を武器にスパーズで公式戦通算214試合10ゴール29アシストの数字を残してきた。
しかし、マウリシオ・ポチェッティーノ前体制の終盤からチームの構想から外れ始めていた左サイドバックは、ジョゼ・モウリーニョ監督の就任以降、さらに立場が危うくなり、2020年1月にニューカッスルへシーズン終了までのレンタル移籍で加入。
その後、昨夏にクラブとの契約が終了した同選手は、ワトフォードにフリートランスファーで加入。2021-22シーズンは公式戦9試合に出場していた。
【動画】古巣スパーズのU-21チームの親善試合に出場