フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が27日公開のJFATVに登場。指導者として時間や、現代表への期待感を述べた。
今シーズンもフランクフルトで重要な役割を務めながら、一方で、指導者としてのキャリアに向けても準備を進めている長谷部。チームのオフ期間を利用してドイツ遠征中の日本代表を電撃訪問した。
これまでともに日の丸を背負ってきたGK川島永嗣(ストラスブール)やDF長友佑都(FC東京)をはじめ、大歓迎を受けた元キャプテン。22日からの3日間限定帯同ながら、長谷部自身も濃密な時間を過ごせたと感じているようだ。
「(この3日間は)すごい充実していましたね。個人的にも多くの選手、監督、コーチングスタッフとコミュニケーションを取らせていただいて、すごく自分にとっても大きな時間になりましたし、日本代表チームがワールドカップ(W杯)で結果を出してくれるというものを強く感じることができました」
長谷部にとっても、初めて指導者目線で参加する日本代表活動。メンバー選考が頭をよぎる選手心理も踏まえつつ、チームとしても高い集中力を持ってトレーニングに臨めていると分析した。
「もちろん、選手それぞれこの時期はW杯メンバーに入りたいというアピールの場でもある中で、チームとしては今回のワールドカップは準備期間がほとんどないので、その中でこの9月最後の代表ウイークというのは非常に大切な時間なので、そこのバランスは難しいと思いますけど、ただ、選手もみんな、(試合に)出ている選手だけでなく、出ていない選手もしっかりとチームのために集中してトレーニングもしているし、サポートもしているし、そういうのはトレーニングを見ていればわかるもので、そういう意味では素晴らしい人間性を持った選手たちが揃っているなと感じました」
2010年の南アフリカ大会以降、3大会に出場した長谷部にとって、今回のカタールW杯は十数年ぶりに外から見つめる大会となる。本大会では「日本代表チームが躍動している姿を見たいですね」とはじめ、「期待したいと思います」と力強く締め括った。
「結果というものが一番大事ではありますけど、ただ自分たちがこれまで積み上げてきたものを勇気を持って、受け身になるんじゃなくて、そういうものが出せれば間違いなくいい戦いができると思いますし、相手は強いチームがたくさんいますけど、彼らだったらできると思う。期待したいと思います」
【動画】3日間の帯同を終えた長谷部誠、充実感と現代表への期待を語る