Jリーグらしさ溢れる繋がりを見せている。
台風15号の影響による大雨で、静岡県では断水や浸水の被害が各地で起きている。
特に静岡市では6万世帯以上が断水に悩まされており、今なお全ては復旧していないとされている。
そんな中、静岡県内のJリーグクラブが立ち上がり、被害者支援を開始。アスルクラロ沼津、藤枝MYFCはファンなどから支援物資を集めて届けると、静岡市をホームタウンとする清水エスパルスは、パートナー企業からウォーターサーバー用のボトルを提供してもらい、静岡市清水区で被災された方へ飲料水の支援を行った。
また、静岡県西部に本拠地を置くジュビロ磐田も支援を表明。磐田市、そしてライバルである清水エスパルスへの支援を行った。
磐田は選手も活動に参加し、大井健太郎は清水エスパルスが飲料水を配布する会場のIAIスタジアムに水を届ける作業を手伝った。
磐田は「静岡ダービーはお互いの存在があってこそ。苦しい時は手を取り合い、共に乗り越えていきましょう」とエールを送っている。
また、浸水被害の大きかった磐田市豊岡地区には、黒川淳史、森岡陸、吉長真優、古川陽介、藤原健介の5選手が飲料水を届けに行ったとのこと。困った時の助け合いを積極的に行えるというのは、Jリーグならではといったところだろう。
【写真】磐田の選手が清水も支援、被災地へ飲料水を届ける活動に参加