★日本代表が帰国、森保一監督が感謝と共に語る日本への想い「国民のみなさんと一丸になって戦えば、世界のどんな相手とも戦える」 若者にもエール「自分たちの可能性を信じて」

©超ワールドサッカー
7日、カタール・ワールドカップ(W杯)での戦いを終えた日本代表が帰国。森保一監督やキャプテンのDF吉田麻也(シャルケ)が記者会見に参加した。

記事全文

7日、カタール・ワールドカップ(W杯)での戦いを終えた日本代表が帰国。森保一監督やキャプテンのDF吉田麻也(シャルケ)が記者会見に参加した。

「新しい景色」としてベスト8以上の成績を目指して今大会に臨んだ日本代表。グループステージではW杯王者のドイツ代表、スペイン代表と同居し、死の組とも言われた中、そのドイツとスペインに勝利。グループステージを首位で突破した。

目標であるベスト8まであと一歩と迫った中で、ラウンド16では前回大会準優勝のクロアチア代表を相手に先制。後半に追いつかれたものの、延長戦まで戦いPK戦に。最後は敗れてしまい、「新しい景色」は見られなかったが、新しい時代を切り拓くことができた大会となった。

日本中で日本代表を応援する機運が高まり、深夜帯、早朝の試合でも多くの人が観戦。いつになく大きく盛り上がった中、空港にも多くのファンが集まり、選手たちを歓迎していた。

記者会見の冒頭、森保監督はチームを支えてくれた多くの人たちに感謝。この先もサポートをお願いした。

「まずはこれまでの我々の活動、W杯での活動にたくさんの応援、共闘していただいたと思いますので、サポーターの皆さん、国民の皆さんに『ありがとうございました』と感謝の気持ちを伝えたいと思います」

「現地カタールで応援してくださったサポーターの皆さん、メディアの皆さんを通して、日本から熱い共闘のエールが届いていたおかげで、我々、そして選手は心強く勇気を持って世界と戦うことができました。みんなの応援がチームのエネルギーになったと思っています」

「我々はこのワールドカップに挑むにあたり、日本人の魂を持って、日本人の誇りを持って、日本のために戦って、日本のサッカーの価値、日本の価値を世界に認めてもらうということを共有しながら戦ってきました」

「その気持ちをサポーター、国民の皆さんと共有して世界と戦えたことは非常に嬉しく思います」

「我々の活動を通して、選手の活躍を通して、国民の皆さんに夢や希望、日常の活力となる元気や勇気や根気を伝えられることを考えて活動し、選手も頑張ってくれました。今回の我々の戦いが日本の国民の皆さんに、喜びと活力をもたらすことができていれば本当に幸せです」

「選手たちは個の良さと団結力を持って、世界と戦えることを示してくれたと思いますし、我々だけで戦ったのではなく、チーム、サポーター、国民のみなさんと一丸になって戦えば、世界のどんな相手とも戦えるということを共有できていたら嬉しいです」

「選手たちはここにいる(吉田)経験のある選手たちがチームを支え、そして今回26人中19人がW杯を初めて経験するということ。ベテランがチームを支え、若手が躍動するというチーム一丸となって、結果として活動をお見せすることができて、選手たちにはありがたく思っています」

「ここで言いたいのは、ベテランの力はまだまだ大切ですし、ここまで引っ張ってくれたことに感謝は尽きませんが、若い選手、経験のない選手でも日頃しっかりしたことをやっていればできるということを、勇気を持って、自信を持ってプレーしてくれたことが日本の若者に伝わればと思います」

「日本の若者も素晴らしい可能性を秘めていると思うので、選手たちの姿を見ていただいて、『俺たちもできる』と自分たちの可能性を信じて、自信を持って成長してもらえればと思います」

「目標とするベスト16の壁を打ち破ることはできませんでしたが、新しい景色を見ることはできませんでしたが、選手たちは新しい時代を見せてくれたと思います。ただ、新しい景色の入り口にしか過ぎないと思います」

「世界でより勝っていくためにも、国民の皆さんの後押しと共闘が必要となります。今後も我々と一緒に戦っていただき、世界の壁を乗り越えていければと思います」

「応援ありがとうございました。これからも、日本のサッカーは日本の社会に貢献できるように精一杯やっていきたいと思います」

2022年12月7日(水)20:50

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
藤田譲瑠チマがフル代表初選出/六川亨の日本サッカー見聞録
28歳で初代表を射止めた遅咲きの点取屋。10月シリーズで上田綺世・小川航基との競争に挑む/大橋祐紀(ブラックバーン)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.50】
日本代表“勝負の2連戦” 敵地サウジ戦&ホーム豪州戦へ山本昌邦NTD「いよいよここからが本番」
「チームコンセプトは『良い守備から良い攻撃』」攻撃的な3バックシステム採用も、森保一監督が狙うは「相手がやりたいことを抑えながらの勝利」
「厳しい戦いになる」森保一監督が指揮官交代のオーストラリア代表を警戒、広島時代の同僚であるポポヴィッチ新監督とは「今も友達」
戻る
(C) SEESAW GAME, Inc.