かつて“皇帝”とも呼ばれた元ブラジル代表FWのアドリアーノ氏(40)が、結婚からわずか24日で破局を迎えたという。ブラジル『グローボ』が伝えた。
現役時代、その類まれなフィジカルを武器にインテルでセリエAを席巻したアドリアーノ氏。ブラジル代表では2004年のコパ・アメリカと2005年のコンフェデレーションズカップで得点王とMVPに選ばれる活躍で母国を優勝に導いた。
ピッチ上で手に負えない怪物ストライカーは、ピッチの外でも手に追えず。夜遊びや乱闘、アルコールに溺れ、徐々にパフォーマンスが下がっていくと、2006年と2007年には2年連続で金のバケツ賞とも言われ、セリエAの年間最悪選手に与えられる「ビドーネ・ドーロ」を受賞。その後プレーしたローマやコリンチャンスでは素行の悪さから契約解除の憂き目にあっていた。
引退後には、一時期リオデジャネイロのスラム街に住んでいることが報じられるなど、不安定な時期を過ごし、2020年には医学生であるビクトリア・モレイラさんとの婚約を発表したものの、わずか10日で解消するという規格外ぶりを発揮していた。
そのアドリアーノ氏は、交際していた美容師のミカエラ・メスキータさん(25)と11月に結婚。書類にサインする姿をアップしていたが、ミカエラさんが結婚の無効を望んでいるとのこと。24日で破局となったようだ。
離婚を望む引き金となったのは、アドリアーノの行動。カタール・ワールドカップ(W杯)のブラジル代表vsスイス代表の試合をリオのスラム街にある友人宅に観に行き、家に帰ってきたのは2日後だったとのこと。この時の謝罪をミカエラさんは一切受け入れなかったようだ。
ミカエラさんは5日にインスタグラムを更新。ビーチでの水着姿を投稿するとともに、「心は痛いけど、苦しみを耐えるつもりはないわ!」と投稿していた。
アドリアーノ氏は前回も婚約から10日で解消。今回は書類にサインまでしながら、3週間程度での破局と、どうやら縁はないのかもしれない。
【写真】アドリアーノとの結婚無効を望むミカエラさんの水着姿