昨シーズンまで浦和レッズを指揮したリカルド・ロドリゲス氏(48)がスコットランドで監督に就任する可能性があるようだ。イギリス『デイリー・レコード』が伝えた。
徳島ヴォルティスを率いては、チームをJ1に昇格させる手腕を見せていたリカルド監督。2021シーズンに浦和の監督に就任し、チームの改革を託された。
2021シーズンは天皇杯を優勝、2022シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でチームを決勝に導く手腕を見せ、戦い方も変化をもたらせた一方で、リーグ戦では安定した結果を残せずに目標としていたタイトル争いができず、2年での退任が決まっていた。
退任後はヨーロッパでサッカーを学び直しているとし、マンチェスター・ダービーやリバプールvsチェルシーなどを観戦。先日は母国に戻り、バルセロナのトレーニング施設、シウター・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールを訪れたことを報告していた。
そのリカルド・ロドリゲス氏だが、スコティッシュ・プレミアシップのアバディーンの監督候補に浮上しているという。
アバディーンは現在リーグ戦で7位に位置。指揮を執っていたジム・グッドウィン監督が解任され、バリー・ロブソン氏が暫定的に指揮を執っている。
新監督の候補には、シェフィールド・ユナイテッドで長らく指揮をしたクリス・ワイルダー氏が候補だったが、就任する可能性はないとのこと。また、かつてセルティックを指揮した名将でもあるゴードン・ストラカン氏の噂も消滅したという。
イギリス『Press and Journal』によれば、その中で候補に浮上したのがリカルド・ロドリゲス氏。セルティックで結果を残している、アンジェ・ポステコグルー監督が横浜F・マリノスで結果を残したことが注目されたが、それに続いて注目を集めているという。
日本以外では、スペインのジローナやタイのラチャブリー、バンコク・グラス、スパンブリーで指揮。U-17サウジアラビア代表も指揮したことがあるが、スコットランドに元Jクラブの監督が再び就任するだろうか。
【写真】バルサの練習場を訪れるリカルド・ロドリゲス氏