ジローナのアルゼンチン人FWタティ・カステリャノスがレアル・マドリーファンに衝撃を与えた。
ジローナは25日、ラ・リーガ第31節でエスタディ・モンティリビにマドリーを迎え、4-2で勝利。カステリャノスがリーガでは21世紀初となる1試合4得点を記録した。
まずは12分、守勢の中で一瞬の隙を突いたジローナは、ボックス左に抜け出したイバン・マルティンの短い落としからミゲル・グティエレスが折り返して、ゴール前でフリーのカステリャノスがヘッド。先制点をマークした。
カステリャノスはさらに24分、自陣右サイドでのスローインからアルナウ・マルティネスが背後を狙ったロングボールを蹴り込むと、反応してエデル・ミリトンと入れ替わるような形で抜け出し、GKアンドリー・ルニンの股間を抜いてこの日2点目を記録する。
1点を返されて折り返した後半には開始1分も経たない時間でハットトリックを達成。右サイドで縦に仕掛けたヤン・コウトの低く速いクロスからニアのマルティンがスルーすると、ゴール前で完全にフリーとなり、右足で冷静に合わせた。62分にはショートコーナーを駆使した右CKから再びのヘディング弾でこの日4点目を奪った。
今季メジャーリーグ・サッカー(MLS)のニューヨーク・シティFCからの期限付き移籍で加入したカステリャノス。2021年にはMLS得点王に輝いた24歳は、キャリア初挑戦となったラ・リーガでも二桁に乗せる11得点とした。
マドリーからの4ゴールは多くのサッカーファンに衝撃をもたらし、「レヴァンドフスキ以来の衝撃」、「また新たなアルゼンチン産のストライカーがラ・リーカで誕生した」、「伝説の始まり」といった声が寄せられた。
また、マドリーは正守護神のベルギー代表GKティボー・クルトワが直前の体調不良でメンバー外となっており、「クルトワの大切さを再認識した」、「クルトワなら止めてたんやろか」、「クルトワだったら...」と、嘆くマドリーファンの声も聞こえた。
【動画】アルゼンチンの24歳、ジローナFWカステリャノスがマドリーから1試合4得点