UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準決勝2ndレグ、バルセロナvsチェルシーが27日にカンプ・ノウで行われ、1-1で90分を終了。合計スコア2-1でバルセロナが決勝進出を決めた。
スタンフォード・ブリッジでの1stレグをキャロライン・グラハム・ハンセンの決勝点で制したバルセロナは、負傷欠場のルーシー・ブロンズに代わってマルタ・トレホーンが右サイドバックで先発。ベンチにはアレクシア・プテジャスが戻ってきた。
[3-5-2]を敷いたチェルシーも序盤はボールを握る時間を作ったが、7万2262人の大観衆の後押しもあって次第にペースはバルセロナへ。8分には左クロスを収めたグラハム・ハンセンがネットを揺らすも、ハンドを取られた。
アイタナ・ボンマティが躍動するバルセロナは、以降もフィニッシュシーンを創出するが、アシサト・オショアラ、マリオナ・カルデンテイをはじめ、シュートを枠に飛ばせない場面が続き、ゴールレスで前半を折り返した。
後半も引き続いてバルセロナのペースで推移すると、試合が動いたのは63分。オフサイドに掛けて得たFKを素早くに縦に付け、ハーフウェーライン手前でカルデンテイが落としてセンターサークル内からボンマティが長い距離をドリブルで運ぶ。ペナルティアーク内から右へ流すと、グラハム・ハンセンが決め切った。
チェルシーはバルセロナの両サイド、高い位置を取るフリドリーナ・ロルフォの裏や、中央へ絞るトレホンの脇への長いボールで活路を見出すと、エリン・カスバートのボール奪取を起点に中盤を経由してメラニー・ロイポルツが左の裏へ斜めのパス。サマンサ・カーの一対一はGKに阻まれるも、こぼれ球をグロ・レイテンが蹴り込んだ。
これで勢いづくチェルシーだったが、詰め寄られたバルセロナも持ち前の技術力を駆使して焦らずに対応。追加点を狙う姿勢も示しながら、守備のバランスは崩れることなくタイムアップ。2大会ぶり2度目の優勝を目指すバルセロナが、競り勝って3大会連続の決勝進出を決めている。
なお、決勝戦の相手は5月1日に行われる、アーセナルvsヴォルフスブルク(1stレグ:2-2)の勝者となる。
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