★さいたまダービー制した浦和Lが初優勝!猶本光の先制弾など4発快勝で、雨上がりの駒場で歓喜《WEリーグ》

©超ワールドサッカー
Yogibo WEリーグ第21節、三菱重工浦和レッズレディースvs大宮アルディージャVENTUSが3日に浦和駒場スタジアムで行われ、ホームの浦和が4-0で勝利。WEリーグ初優勝を飾った。

記事全文

Yogibo WEリーグ第21節、三菱重工浦和レッズレディースvs大宮アルディージャVENTUSが3日に浦和駒場スタジアムで行われ、ホームの浦和が4-0で勝利。WEリーグ初優勝を飾った。

引き分け以上で優勝が決まる浦和。前節は勝てば優勝が決まる中でAC長野パルセイロ・レディースとのアウェイ戦に逆転で敗れたが、本拠地での戴冠を実現すべく臨んだ今節もAC長野戦と同様の11人でスタートした。また、右ヒザ前十字靭帯損傷で戦列を離れていた池田咲紀子が、今季初のメンバー入りを果たした。

対する5位の大宮Vは、長嶋洸に代わって坂井優紀が最終ラインに入り、西澤日菜乃がボランチに。前線には7試合ぶりに髙橋美夕紀を先発起用した。

両チームのリーグ戦での対戦は4度目で、過去3戦はすべてアウェイチームが勝利を収めている"さいたまダービー"で、序盤から攻勢を強めたのは浦和。開始早々に右ポケットから清家貴子が積極的に右足を振れば、菅澤優衣香のポストプレーから猶本光がミドルとシュートシーンが続く。

守備でも前線でのプレスから中盤で奪い切るという好循環。17分には左右に揺さぶっての波状攻撃から清家のグラウンダークロスに塩越柚歩が合わせる。

勢いのそのままに浦和は24分に試合を動かす。ボックス手前左から猶本が左足で上げた柔らかいクロスが、GK望月ありさの頭上を越えてそのままゴールに吸い込まれた。

先制後は前節同様にやや守勢が続いたが、この日はサイドハーフの献身性もあって大きな窮地もないまま盛り返しに成功。前半終了間際には右サイドの遠藤優がバイタルエリアへ短く送り、清家が技ありのフリックでディフェンスラインの背後へ流すと、抜け出した島田芽依がGKの股を抜く冷静な一撃を沈めてリードを広げて45分を終えた。

一方で前半はシュート0に抑え込まれた大宮Vはハーフタイム明けに田嶋みのりを下げて大島暖菜を投入し、右サイドハーフに配置。仲田歩夢が左に回す手を打った。

だが、後半も立ち上がりから依然として浦和が主導権を握り、サイド、中央と多種多様な攻撃を展開すると、再三好機の起点となっていた清家が60分に追加点を奪取。GKとの一対一を迎えると、駆け引きを制してきっちりとネットを揺らした。

大宮Vが北川愛莉を投入して以降は浦和も押し込まれる時間が増加し、立て続けにあわやの場面を迎えたが、73分のCKでは途中出場・栗島朱里がGK福田史織の空けたゴールをカバーし、2分後には一度は背後を取られた石川璃音が懸命に戻ってのシュートブロック。気迫のこもった守備を披露する。

すると、直後には中盤での応酬から大宮Vのバックパスが清家へと渡り、ピンチの後の決定機を生かして浦和が4点目を奪うと、大量リード後も攻撃の手を緩めず、このままタイムアップを迎えてWEリーグ初制覇を達成。雨上がりの浦和駒場で歓喜の瞬間を迎えた。

三菱重工浦和レッズレディース 4-0 大宮アルディージャVENTUS
【浦和】
猶本光(前24)
島田芽依(前45)
清家貴子(後15)
清家貴子(後32)

2023年6月3日(土)15:56

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
浦和レディースが衝撃の17ゴール! 塩越柚歩が3点、伊藤美紀が4点の爆勝【AWCL】
WEリーグ優秀選手30名が発表! 20得点の得点王・清家貴子ら連覇の浦和から10名が選出、ベテランの元なでしこも受賞
東京NBが連覇の浦和を追い込むも清家貴子が劇的同点弾! 13連勝でストップも1敗を守り連覇に花を添える【WEリーグ】
清家貴子の11試合連続弾ならずも浦和がリーグ新記録の10連勝! 東京NBが大宮Vに7ゴール大勝、藤野あおばがハット達成【WEリーグ】
浦和が新潟Lにリベンジで暫定首位! 清家貴子がリーグ新記録の6試合連発ゴールなど1G1A【WEリーグ】
戻る
(C) SEESAW GAME, Inc.