大宮アルディージャのOBでもある渡邉大剛氏が、心無い言葉に怒りを覚えたことを明かした。
渡邉氏は2011年から2015年まで大宮でプレー。背番号10を背負うなどし、チームの主軸としてプレー。2015年にはJ2での優勝も経験していた。
渡邉千真、渡邉三城と3兄弟ともにJリーガーになったことでも知られているが、古巣の大宮が今シーズン大苦戦している。
かつてはJ1で10シーズン以上過ごしていた大宮。近年は低迷が著しく、毎年シーズン途中に監督交代。さらに、薄氷の残留が続くシーズンとなると、今シーズンも開幕から低迷。J2では勝ち点の離れた最下位に沈んでいる。
非常に苦しい状況の中、それでもまだ残留できる可能性は十分にある状況。大宮は30日に行われた明治安田生命J2リーグ第28節で、同じく自動降格圏内のツエーゲン金沢と対戦。ヤクブ・シュヴィルツォクと中野誠也のゴールで1-2と勝利し、4試合ぶりの勝利と共に、今シーズン初のアウェイゲーム勝利を収めていた。
試合後、渡邉氏は自身のツイッターを更新。古巣の勝利のツイートを引用する形で、自身に起きたエピソードを明かした。
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初めて会った人に
「大宮もう無理ですよね」
と言われたのがすごくムカついて
「最後までわからないですよ、その時になって判断してください!」とやや語気を強めて言い返しましたが
今日やってくれましたね
見返したれ!ここから巻き返しやな
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初対面でのまさかの発言。数字上は無理ではない中で、失礼な発言に怒りを覚えた渡邉氏だったが、冷静に言葉を返した通り、ついにチームが勝利を収めていた。
この投稿にはファンから「最後まで何が起こるかわからない」、「ここからですよ」、「こっから見返しましょう」、「こういう発言凄く嬉しい」、「ありがとう」と、チームを信じてくれている発言に感謝。一方で、「俺も言われる」、「周りにもよくいる」とコメント。同じ思いをしている大宮サポーターは少なくないようだ。
残りは14試合。残留ラインとの勝ち点差は「6」となっており、この勝利で勢いづけばJ2の残留争いが混沌としてくることになる。
【動画】巻き返しのキッカケに? 負けられない一戦で大宮今季アウェイ初勝利